クラブ インデックス

21st MASERATI DAY


11月29~30日、葛城・北の丸(静岡)をベースに21th MASERATI DAYが開催された。純和風旅館という初めてのシチュエーションで行われたMASERATI DAYであるが、美しい紅葉と好天に恵まれ、日本全国より多くのトライデント達が集まった。関東と関西からほぼ等距離であることから、この場所が決定され、地元のマセラティ浜松やマセラティ横浜などのオフィシャル・ディーラーの協力も頂いた。

9月にMCJ100周年ツアーとしてイタリアで開催された100周年イベントへ多くのメンバーが参加した為、その報告会も兼ねることとなった。参加者達によるプレゼンテーションや、マセラティ本社から提供された映像資料、ウェスタ―・マセラティCEOやデザイン統括のラマチョッティ氏などからのMASERATI DAYへのメッセージも交え大いに盛り上がった。

ディナーは和風をベースとするが、血液の半分はイタリア・ワインで出来ているMCJメンバーだけに、当然イタリア・ワインや当地のランブルスコと共に楽しむ。 このように“濃い”エンスージアスト達が集うと、何やらトスカーナ郊外のアグリトゥーリスモに居るような気がするから不思議なものだ。例年参加のサウジアラビアからのファミリーのご子息による、かわいく、そして上手な日本語のスピーチは大うけであったし、神戸からもベルギーでグランスポルト最終仕様車を愛するエンスージアストが参加している。そして、二人の生後数か月のかわいい仲間たちも大歓迎だ。すでに、クラブ創立当初のベビーは成人になる訳だが、トライデントに対する長年の英才教育の成果はでているのであろうか。ファミリーでの参加をモットーとするMCJのコンセプトを理解してくださるメンバーとそのご家族たちのご協力には頭が下がる。

集まった車両は、セブリング、初代ギブリ、ボーラというクラシック達から、現行モデルに至るまで幅広い。四国や関西、関東など幅広いエリアからの参加がみられ、地元の静岡や名古屋地区からの参加も目立った。

日曜日は快晴の中、浜名湖を目指し、1時間ほどのツーリングを楽しむ。モダンのモデル達を眺めるとビトゥルボ系各モデルの参加が多かった。(現行のクアトロポルテ、ギブリも“ビトゥルボ”だが、ここでは3200GTまでを指す)オーナーにとって維持するのはそれなりに苦労がある。しかし、美しい222系、430、228、カリフ、シャマル、そして細かく仕様が異なるギブリⅡなどは100周年のヒストリーの中で実はとても重要な役割を果たしている。これら無しには、マセラティの歴史は途絶えていたかもしれないし、また、多くの日本人マセラティスタ達も誕生しなかったであろう。

text: Shin-ichi Ekko(越湖信一)、photo: lade

Maserati Club of Japan

代表者:越湖信一
連絡先:[email protected]
URL :http://www.maseraticlub.jp/blog/
参加資格:マセラティを愛する方。
       簡単な入会審査あり。
年会費:24、000円
入会金:20,000円