イタリアン・ジョブ2015

2015.05.17

text & photo:クラブ・マザーヘッド

 
旧いイタリア車愛好家のためのミーティング「イタリアン・ジョブ」を、今年も岐阜県揖斐川町にある藤橋城駐車場で開催しました。今回で11回目を数え、「クルマ好きな皆さんが交流 & 歓談しながらのんびり過ごす」を基本に、東海エリアのイタ車ファンに親しまれるイベントとして支持されてきました。

イタリアン・ジョブには1975年までに生産開始されたイタリア車が参加可能です。また同じ形式や、初代と大きく外観が変わらない車両に関しても参加が認められています。

今年も超晴天に恵まれイタリアン・ジョブ2015は盛大にスタートしました。地元の東海地方はもちろん、遠くは帯広や広島、関東地方から96台のエントリーがあり、ほぼ全員が会場となった藤橋まで自走で来てくださいました。素晴らしい!

今年のメイン・フィーチャーは、アルファ・ロメオジュリエッタ・シリーズと、フィアット500です。生産開始されて51周年となるジュリエッタは様々なタイプがありますが、ジュリアSS、ジュリエッタSZ、ジュリエッタ・スプリント・ヴェローチェが参加してくれました。

一方のフィアット500は、一般的にはルパンⅢ世の愛車として有名で、愛好家の間ではチンクエチェント短縮してチンクと呼ばれて親しまれています。1950年代の設計で空冷2気筒の500cc。普通で言えば現代の交通の流れや長距離ドライブには向きませんが、オーナーの愛情と努力で神戸や金沢など遠方からの参加者が大半という快挙! どれもピカピカでした。

また、諸般の事情によりクルマはお留守番で、オーナーのみの参加もありましたが、それはそれで正解! イタリアン・ジョブというイベントは、オーナー同士の交流がメインですから。お越しくださいました皆様に感謝します。有難う御座いました!

イタリアン・ジョブはイタリア旧車のイベントですが、見学に来られる皆様の多くもマニアックな愛車でお越しになり、ある年はギャラリーの来場車数が300台を越えるほど。多種多様な趣味車と出会え、スーパーカーから懐かしの国産旧車、色々なバイク等、1日中クルマとバイクの好き者の集まるイベントです。

今年もスピードショップFⅡさんに出店して頂き、会場がまたまた華やかになりました。儲からないのに毎年来て盛り上げてくださる長田さんに会えるのもイタジョブの魅力です。いつもありがとうございます。

スタッフみんなのおもてなしの気持ちが、素晴らしかった! 多くの方から「イタジョブのスタッフって凄いね」ってお褒めの言葉頂きましたし、私もそう思います。毎年進化しているのです!

イタジョブ2015を支えてくれたスタッフ一同に感謝! 毎回書く事ですが、彼らがいなければイタジョブは実現しません。楽しく美しく素晴らしかったよね〜。そして彼らも参加者であり、参加費を払いそのうえでボランティアと、超お人よしで良い仲間ばかりです。ありがとう。

来年は何がメイン・フィーチャーになるかはお楽しみに! 詳しくはホームページでチェックしてください。

  • 左よりジュリアSS、ジュリエッタSZ、ジュリエッタ・スプリント・ヴェローチェ、ジュリア・スパイダーが参加。

  • 会場の1列目で存在感を放っていたのは、アルファ・ロメオ・ジュニア・ザガートで各地から3台が集まった。

  • アルファ・ロメオ・スパイダー・ゾーン。今年は少し弱めだったが、それでもシリーズ2、3、4が揃った。

  • その奥はアルファ・ロメオ・ジュリア・ゾーン。台数が多いためクーペとベルリーナを分けられなかったとのこと。

  • ジュリア・ゾーンでは、フルノーマル車からコンペティティブにモディファイされたクルマまで一が堂に並んだ。

  • 今年は段付が多く参加し、どれも素晴らしいコンディションに保たれていたのが印象的だった。

  • 今年のメイン・フィーチャーは、アルファ・ロメオ・ジュリエッタ・シリーズとフィアット500とされた。

  • フィアット500と共にフィアットアバルト595やワゴンタイプのジャルディニエーラもやってきた。

  • ロングセラーのフィアット500だけに、タイプD、F、L、Rの各タイプなど合計21台が集まった。

  • こちらはアウトビアンキとフィアット500の後継モデルである126。126は各バリエーションが参加した。

  • 右からフィアットX1/9、フィアット124スポルト・スパイダー、1983年型ピニンファリーナ・スパイダー。

  • メイン・フューチャーに並んだジュリア・スプリント・スペチアーレ。後期型でジュリアを名乗るが、排気量以外は実質的にはジュリエッタと同様。

  • 広島から自走でやってきた段付。こちらも素晴らしいコンディション保たれ、オーナーの愛情が伺い知れる。

  • 北海道から陸路で自走なんてツワモノが居るのも、ジュリア・シリーズの完成度の高さと日頃のメンテの賜物。

  • ランチアは独創的な造りだけに、拘りのオーナーが多い。こちらは金沢から参加のフルヴィア・クーペ。

  • ランチア・フルヴィア・ベルリーナは2台も参加。主催者はもっと多くのランチアに参加して欲しいとのこと。

  • イタジョブ初のアウトビアンキとなった1966年型ビアンキーナ。’60年代らしいスタイリングが可愛い。

  • 参加者は不要のパーツやグッズを並べて、軽いフリマを楽しんでいた。意外な貴重品が並ぶこともあるので注意。

  • 参加者にプレゼントされる記念品が充実しているのが、イタリアン・ジョブの隠れた人気の秘密。

  • 今年もスピードショップFⅡさんが出店し、イベントをより華やかに、かつ雰囲気を盛り上げていた。

  • ボンネットを開けるとたちまち人が集まり、すぐにアルファ談義で盛り上がるのもイタジョブの楽しいところ。

  • 協賛各社から提供いただいた賞品は、イベント最後に控えている大抽選会で参加者にプレゼントされた。

  • 参加者プレゼントはビンゴやジャンケン大会ではなく、参加申込順に自由に選べる方式とされ盛り上がった。

  • 隠れた穴場が見学者駐車場。国産旧車からヨーロッパ車まで、かなりディープなクルマが数多くやってきた。

  • 最後に参加者全員で記念撮影を行った。この笑顔がイタリアン・ジョブの楽しさを雄弁に物語っている。

  • 会場を上から見渡せるイベントはなかなか無いが、ここ藤崎城なら上から見ることが可能だ。

  • イタジョブ2015を支えてくれたスタッフたち。彼らが無くしてはイタジョブは実現しない功労者でもある。

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