ヴォグゾール・コルサ1.0T

公開 : 2014.10.17 23:30  更新 : 2017.05.29 18:29

■どんなクルマ?

電熱窓ガラス。これこそが、ヴォグゾールが行った、顧客満足度調査においてカスタマーが最も欲しがったものである。ルックスの革命や動力性能の向上、室内環境の底上げではない。電熱窓ガラスだ。

したがって最新のヴォグゾール・コルサが、よくある一般的なステップアップしかしてないことに色々と文句を言うべきではないのである。

モノコックが先代からのキャリーオーバーなのはコストを顧みてのこと。剛性や耐衝撃性に優れているだけにさほど問題ではない。したがって先代からサイズは大きく変化しておらず、全長もほんの僅かに短くなった程度。乾燥重量も1177kgとほとんど変わらない。

ただし新型と言うからには、全てのパネルは新しいデザインが施されており、ややヴォグゾール・アダムみたいとも言うべきか、男らしさが増した。Aピラーよりも前方のエレメントやサスペンションの構成要素も変更済み。フロントはマクファーソンストラット、リアはトーションビームとなる。

ヴォグゾールの親会社であるGMは、英国のミルブルックにもエンジニアリング・センターを所有するのだが、ここでは実際的なチューニングは行われない。なぜなら英国の酷い道路コンディションは、他の国の一般的なそれとは全くもって異なっていることに気づいたからだ。

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新試乗記

ヴォグゾールの人気画像