室内スペースは特に窮屈すぎるとは感じられない。ルーフ後端はなだらかに下がっているが、後席の頭上スペースもたっぷりと確保されているし、背の高いパッセンジャーにとって、後席足元も十分な広さである。

A3スポーツバックに比べると、荷室もわずかに大きくなっているように感じられる。ただし日産キャシュカイ(日本名：デュアリス)に比べるとわずかに小さい。ちなみにシートを立てた状態の容量は405ℓである。

トリム・レベルはSE、スポーツ、Sラインの3種となりが、アウディは、多くのカスタマーが ‘スポーツ’ を選ぶことを予想しているようだ。

われわれが購入するとしてもスポーツを選ぶだろう。SEに比べると£1,550(25万円)の追加投資で、ナビゲーション、自動ライト／ワイパー、クルーズ・コントロール、コントラスト・カラーのCピラーがついてくることが、そのように判断する理由である。

■「買い」か?

アウディのエンブレムをつけた小さなSUVが売れることは、ほぼ間違いないだろう。(わずかだが)高くなったシート・ポジション、高級感あるインテリア、そして少しだけ逞しさを増したスタイリングを目の前にしてQ2の正式デビューが待ち遠しくなった。

「買い」かどうかは、プロダクション・カーをヨーロッパの道にてあらゆる速度で走らせてから判断したいが、硬めの乗り心地は置いておいて、実用性、とルックスは大きく期待できそう。同じプレミアム・ブランドのライバルと比べても、そう思っている。

アウディQ2 1.4 TFSI 150 Sライン Sトロニック

価格	£26,000(423万円)〜
最高速度	NA
0-100km/h加速	NA
燃費	NA
CO2排出量	NA
乾燥重量	NA
エンジン	直列4気筒1395ccターボ
最高出力	150ps
最大トルク	NA
ギアボックス	7速デュアル・クラッチ