韓国発、ヒュンダイi30がVWゴルフに勝てない理由 血も涙もない評価に要注意

公開 : 2017.02.23 12:43  更新 : 2021.03.05 21:38

英国の地にやってきたヒュンダイの新型i30は、先代より熟成された、有能なハッチバックだ。しかし、クラスベストを狙えるレベルではない。

■どんなクルマ?

ヒュンダイの中心的なモデルのひとつになったi30は、2008年の上陸以来、欧州市場だけで80万台以上を販売した。成功の秘訣はシンプルで、安さと豊富な標準装備、信頼性の向上がウケた。それらは功を奏した。しかし、ヒュンダイは気づいた。VWゴルフとフォード・フォーカスを筆頭に、あまりにも強大な壁がそびえる欧州Cセグメント市場を勝ち抜くには、それだけでは足りないことに。

そこで3代目となる新型は、先代モデルをベースとしながら、大幅な改良をおこなったと謳う。高張力鋼の多用や、パフォーマンス重視というショックアブソーバーの採用、10%クイックになったステアリングなどがその内容だ。

結果、快適性を犠牲にすることなく、よりダイナミックなドライブが堪能できるようになった、というのが新型i30の売り文句だ。

室内では、キャビンとラゲッジ・ルームの双方を拡大。また携帯電話のワイヤレス充電器や、Apple CarPlay/Android Autoによるスマートフォンとの連携機能が、中間グレードのSE Navでも標準装備される。

万人受けを狙った3代目i30は、クラス・ベストをうかがう実力を得たのか、それとも単なる器用貧乏に終わるのだろうか。

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