BMW FWDのZ2ロードスターを計画

公開 : 2013.01.16 18:28  更新 : 2017.06.01 01:45

スリークなスタイルを持つロードスターは、2015年にBMWのFWDラインナップに加えられることになる。内部的にはZ2と呼ばれるそのモデルは、エントリー・レベルのFWDおよび4WDモデルとして登場する。その価格は15,000ポンド(212万円)程度となろう。

Z2は2014年モデルから使用される新しいUKL1プラットフォームを使用する。このプラットフォームは、BMWとミニ、合計23のモデルで使われることになる。その結果、コストダウンが行えるというわけだ。

「われわれは、オリジナルのZ3の精神で、新しいZ2に取り組んでいる。」と、BMWのニュー・モデル・プログラムに関わっている関係者はコメントしている。「それはE36/7(1996年〜2002年まで生産されたZ3のコード名)と同程度のサイズだが、コストを抑えるためにFWDを採用する。比較的低い生産量でもペイすることができるモデルだ。」

新しいZ2は、2017年に登場予定の新しいミニ・クーペ/ロードスターの後継モデルと対になるモデルでもある。トップ・モデルは300bhpの2.0ℓターボ・エンジンを搭載する。これはMパフォーマンス・モデルとして販売され、4WDが標準となろう。

ボディ・サイズは、長さ4000mm、幅が1700mm、そして高さが1250mm程度となるだろう。また、大きなZ4とは異なり、ボディ重量を抑えるために、フードはファブリックとなる。

確かにBMWが前輪駆動を採用することには賛否があろう。しかし、BMWはミニで、ドライビングする楽しみをFWDがスポイルするわけではないということを証明した。

「われわれはユーザーの多様化する要望に乗り遅れないようにしなくてはならない。また、FWDがRWDのようなダイナミックなドライビングを提供できないという理由もない。」

先述のようにBMWは、UKL1プラットフォームを使用する合計23のモデルを計画している。そのうち12台はBMWで、残りの11台がミニのバッジをつけることになる。

BMWは、このZ2の他に、FWDモデルとして1シリーズGTを珪アックしている。これは2014年のジュネーブ・モーターショーで明らかにされることになっている。

おすすめ記事

 

自動車ニュースの人気画像