マツダ、ロータリー・エンジン開発を継続

公開 : 2013.02.23 19:00  更新 : 2017.06.01 01:47

マツダが、RX-8を最後に姿を消したロータリー・エンジンについて、その新しいバージョンを開発中であることをAUTOCARは確認した。

ロータリー・エンジンは、かつて、その悪い燃料効率のためマツダのラインナップから外された経緯がある。それは、厳しい排出ガス規制をクリアすることはできず、パワーを絞りだすためには高い燃料消費を必要としたエンジンだ。

マツダの最新のテクノロジーであるSkyActivは、重量と燃料効率の改善に力を入れたもの。ロータリー・エンジンも、燃費の向上と出力の増加という命題を持つそのプロジェクトに組み入れられているのだという。そして、最新のイグニッション・システムによって、ロータリー・エンジンの経済性と出力が大幅に改善される見込みがあるのだ。

5年以内には再びロータリー・エンジンが市場に戻ってくるはずだと、マツダのエンジニアはAUTOCARに話した。しかし、現時点では何の確証もないのも事実ではある。

ナチュラル・アスピレーション・バージョンが先ず最初に市場に出され、その後、これも研究開発が進められているターボチャージャー・バージョンが発表される予定だ。

マツダの現社長、山内孝社長が、会社のトップである限り、ロータリー・エンジンの研究開発は進められるという。

「ロータリー・エンジンで世界のトップにたったチャレンジング・スピリットは、マツダの中に生き続けてる。」と語った。

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