フォルクスワーゲン・ゴルフR400コンセプト

公開 : 2014.04.21 05:20  更新 : 2017.06.01 02:13

フォルクスワーゲンはゴルフR400コンセプトを北京モーターショーで公開した。

ゴルフ史上最強となるこのモデルは、そのネーミングどおり400psのエンジンを搭載する。パフォーマンスは、0-100km/hがゴルフRよりも1秒以上速く、A45 AMGよりも0.7秒速い3.9秒。最高速度は280km/hだ。

エンジン形式はゴルフRと同じEA888型2.0ℓ4気筒ターボで、開発はフリッツ・アイクラーによってされたもの。400ps/7200rpmのパワーと、45.9kg-m/6000rpmのトルクを持つ。ちなみに、EA888型は、420psにまでチューニングされ、3月のジュネーブ・モーターショーにアウディTTクワトロ・スポーツ・コンセプトに搭載されて公開されている。ギアボックスは6速のDSG。電子制御による機械式ハルデックス・マルチ・プレートによる4WDシステムが組み合わせられる。

スタイリングは、ゴルフ3ドアをベースに、ホイールアーチを20mm広げ、パンパーの構成要素も新しくなっている。また、ホイールも19インチに、タイヤも235/35サイズにアップグレードされている。インテリアは、モータースポーツ用のシートが装備される。また、ボディ・カラーのアクセントそして黄色いストライプが入るが、インテリアのステッチにもその黄色がアクセントとして入れられる。

カーボンファイバーのボディ・パネルを使用し、そのボディ重量は1420kg。これはゴルフRよりも56kg軽く、A45 AMGよりも135kg軽い。

パフォーマンスは先述したとおりだが、最高速の280km/hはリミッターによって制限されているもので、もしリミッターがなければ306km/hに達するという。

現時点で、このゴルフR400がプロダクション・モデルになるかの明言をフォルクスワーゲンは避けている。

▶北京モーターショー

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