マスタング・ベースのフィスカー・ロケット

公開 : 2014.11.21 22:30  更新 : 2017.06.01 02:11

前のアストン・マーティンのチーフ・デザイナー、ヘンリク・フィスカーと、ロサンゼルスに拠点を置くガルピン・・モータースの社長、ボー・ボークマンがタッグを組んたフォードマスタングのスペシャル・モデルが、ロサンゼルス・モーターショーで公開された。フィスカー・ロケットとネーミングされたモデルで、ギャルピン・オートスポーツで、少量生産が行われる予定だ。

ボディは、ドアとルーフを除いてはカーボンファイバー製で、スーパーチャージャーを装備したクワッド・カムのV8を搭載するマスタングよりも速く、今まで製作されたどのロード・ゴーイング・マスタングよりも高い性能を持っているとしている

価格は£80,000〜£100,000(1,480万円〜1,850万円)で、生産台数は年間100台を予定している。

フィスカーとボークマンの出会いは、今年のペブルビーチ・コンクール・デレガンスで、その時にフィスカーがボークマンにスーパー・マスタングのスケッチを見せたのがきっかけだという。全米で最大のフォード・ディーラーを経営するボークマンは、生粋のフォード・マニアであり、その提案に飛びついたというわけだ。

ロケットは、60年代のオリジナル・マスタングをリスペクトしており、70年代のシェルビーGT500のような長いボンネット、フレアしたホイールアーチ、レース・スタイルのフロント・スピリッター、そしてサイド・スカートが外観上の特徴。また、カーボンのフロント・グリルも専用装備だ。

ブレーキは15インチのブレンボ製。またホイールも専用デザインとなる。サスペンションはフル・アジャスタブルで、好みのハンドリングに仕上げることが可能だ。

フィスカーは「更にアップグレードされたパワーについても既に考慮中だ。それは、パワフルなスーパーカーにも対抗できるだけの力を持ったものとなるだろう。」と語った。

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