マクラーレン675LTがジュネーブでデビュー

公開 : 2015.01.24 22:50  更新 : 2017.06.01 02:11

マクラーレンは、3月に開催されるジュネーブ・モーターショーで、歴史に残るモデルである “ロング・テール” F1 GTRからネーミングをとった675LTを発表する予定だ。”ロング・テール” F1 GTRは言うまでもなく、1997年のル・マンのためのモデルである。この輝かしいネーミングを与えられた675LTは、現行の650Sよりも、よりサーキットでの走行に焦点を絞ったモデルである。

今回、その姿を捉えたスクープ・ショットでは、フロントのバンバーに違いを見ることができる。また、新しく低い位置に開けられたエア・インテークを持つ。但し、LTの名前に相応しい本当にロング・テールが与えられるかは、噂の域を出ないようだ。

エンジンは、基本的に650Sに搭載される3.8ℓツインターボV8だ。しかし、その名前にある最初の数字の3桁、675が示すように、そのパワーは恐らく675PSにまで上げられているようだ。当然ながらパフォーマンスは、650Sの0-100km/h加速3.0秒、最高速度333km/hを越えるものと予測される。

また、そのボディ・ウエイトも1330kgの650Sよりも100kgほど軽いとされている。幾つかの要素は、昨年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでデビューした650S GT3から移植されることとなる。

この675LTは、サーキット走行を重視したモデルではあるものの、合法的なロード・ゴーイング・カーになる予定。従って、昨年デビューしたサーキット専用モデルの650Sスプリントとは性格が若干ことなるようだ。

ちなみに、マクラーレンは、現在650Sの上に位置するスポーツカーも開発中だ。うまく行けば、4月のニューヨーク・モーターショーで登場する予定。CEOであるマイク・フルウィットによれば、このP15と呼ばれるモデルは、P1と650Sの間に位置するモデルで、価格はおよそ£400,000(7,000万円)であると語っている。

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