日産グリップス・コンセプトを披露

公開 : 2015.09.15 22:18  更新 : 2017.06.01 02:04

日産 “Z” の後継モデルとなるクロスオーバーが、フランクフルト・モーターショーで公開された。

そのイメージは黒いボンネットを採用していることから、1971年に東アフリカ・サファリ・ラリーを制した240Zのラリーカーを意識しているようだ。ネーミングのグリップス(Gripz)のZの文字は、もちろんZカーを表す。

Cピラーからカーボンファイバー製のボンネットまで続くウインドーラインが特徴。インテリアは3本スポークのシンプルなステアリング・ホイールが目につく。

ボディ・サイズは全長が4100mmとジュークより僅かに短い。そしてルーフは65mm程広い。しかし全幅は135mmほど幅広く、ホイールベースも50mmほど長い。

そのフロント・スタイルは、370Zとジュークの影響が見て取れ、ブーメラン・ヘッドランプの間にはV型の文字を収めたフロント・グリルが鎮座する。

22インチのホールを備えたそのサイドビューは、車高こそ高いものの、そのスタンスは350Zや370Zといったスポーツカーそのもの。

リア・ビューはブーメラン・テールライトと、240Zを思い起こさせるリップ・スポイラー付きのテール・エンドが存在する。

パワーユニットには、レンジエクステンダーの役割を果たすガソリン・エンジンと4輪を駆動するモーターという日産ピュアドライブ・ハイブリッド・システムを搭載する。プラットフォームは、次のマーチ、ジュークに使われるCMFプラットフォームだ。

ちなみに室内は2+2のレイアウト。コンセプト・モデルゆえに後方視界はリア・ビュー・カメラによって確認するもので、バック・ミラーはない。

日産は、現時点ではこのグリップスはデザイン・コンセプトにすぎないとしている。

▶ 2015 フランクフルト・モーターショー

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