ヴィンケルマン、ランボルギーニからクワトロへ移籍

公開 : 2016.02.10 22:43  更新 : 2017.06.01 01:38

ランボルギーニのCEOを10年ほど勤めたシュテファン・ヴィンケルマンが、アウディ・クワトロ・パフォーマンス・ディビジョンのボスに移動することが決定した。後任は、元フェラーリF1チームのプリンシパルだったステファノ・ドメニカリが就任する予定。以下はAUTOCARがヴィンケルマンに独占インタビューしたものだ。

ランボルギーニの販売台数をほぼ3倍にしたわけだが、どうやってそれまでの年間1,300台から3,300台にしたのか?
酷い財政状態が終わったことも一助だったが、もっとも重要なのはモデルを改善したことになる。最初は2011年のアヴェンタドール。そして2014年のウラカンだ。特にウラカンの影響は大きい。その結果、昨年は25%もの増加を記録した。

あなたが考える将来のスーパースポーツとは? この市場は拡大しておらず、ランボルギーニのライバルも増えているが。
確かに激戦区であることには違いない。世界的なスーパースポーツの市場は、昨年は31,000台だった。2008年の35,000台にはまだ及ばない。顧客が何を望んでいるかを思い浮かべ、その予想を上回ることが必要だ。

ランボルギーニはいつまで自然吸気にこだわっていくのか?
ターボを採用するということはCO2の削減には有効だ。しかし、エアの質を改善するには役立たない。われわれは、アフタートリートメント次第でエグゾーストをクリーンにすることができると考えている。ユーザーの多くは、そのサウンドとレスポンスが重要だと感じていると思う。ただし、自然吸気にこだわっているわけではない。必要があれば、ターボ化も考える。

いつ生産型のウルスSUVを見ることができるのか? また、生産型の前にプロトタイプを見ることができるのか?
最初に2012年の北京でコンセプト・モデルを公開した。2018年には生産を開始する予定だ。その1年前となる2017年には、最終型のプロトタイプを数回見せることができるかもしれない。

ウルスの大きなチャレンジは何なのか
疑うことなくランボルギーニのDNAを受け継ぐということだ。ランボルギーニは、過去LM002というSUVモデルを生産したことがある。そのDNAも、新しいウルスに引き継がれている。


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