トヨタC-HRのハイパフォーマンス仕様を検討中

公開 : 2016.05.02 22:50  更新 : 2021.01.28 17:56

トヨタC-HRのハイパフォーマンス・バージョンが、検討段階にあることが分かった。

C-HRの開発責任者である古場博之は、そのモデルが日産ジューク・ニスモといったホット・クロスオーバーのマーケットに狙いを定めるものと考えている。

われわれの取材に対し古場は、高性能版のC-HRは「具体的な段階に至っていない」としつつも「そんなモデルを担当できるよう働きかけています。社内のゴーサインが必要になりますからね」と語っている。

トヨタのシニア・マネージャーであるレムベルト・セラスも「可能性はあります。どの程度のパフォーマンスアップが必要なのかにもよりますがね。マイナーチェンジで対応するにしても、新たなプロジェクトとして扱うにしても、スポーツ・バージョンというのは筋の通った話になりますから」

来月のニュルブルクリンク24時間耐久レースには、C-HRのレース仕様が登場する見込みだ。そこで好評を得られるかが、今回のハイパフォーマンス仕様が生産化に進むカギとなるのだろう。

レース仕様の方は、公道仕様にも搭載される1.5ℓのガソリン・エンジン(最高出力180ps)を採用する。ただ、C-HRのローンチ時には、出力を上げたモデルが登場するとも言われている。

一方のハイパフォーマンス仕様には、ブレーキやサスペンションのアップデート、およびダイレクトなステアリングと専用のインテリアが与えられる可能性が高い。

新型のクロスオーバー・モデル、トヨタRAV4が、12月に英国デビューを飾ると思われる。こちらのパワートレインは、1.2ℓガソリン仕様と、1.8ℓガソリン+モーターのハイブリッド仕様の予定だ。

C-HRについては、ハイブリッド・モデルが英国でセールスを伸ばすと期待されるが、ハイパフォーマンス仕様の購買層はまた異なる客層なのだろう。しかしながら、今後の開発期間を考慮すると、2018年にショールームに並ぶというのも気が早いように思われる。


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