ワンオフのアストン マーティン・ヴァンテージGT12ロードスター

公開 : 2016.06.28 04:50  更新 : 2017.06.01 01:29

アストン マーティンは、顧客のオーダーに応えてワンオフ・モデルなど制作する部門、Q by Aston Martin がテーラーメイドしたモデル、ヴァンテージGT12ロードスターを公開した。

このヴァンテージGT12ロードスターは9ヶ月の時間を掛けて製作されたもので、エンジンには600psを発揮する5.9ℓのV12。シャシーとエアロダイナミクスに大きな変更が加えられているのが特徴だ。

アストン マーティンのデザイン・チーフであるマレック・ライヒマンは、このモデルの登場によって通常のGT12を買おうとしているユーザーから同じようなオーダーがあるかもしれない、としながらも、このモデルがある匿名のオーナーのオーダーによって造られたワンオフ・モデルであり、そのプレミアム性を維持するために、このデザインが通常のモデルに反映されることはないとしている。

外観上の違いは、新たに採用された数多くのカーボンファイバー製ボディ・パネルだ。また、アストン マーティン社内のダイナミクス専門家によってセットアップが調整された専用のサスペンションも特徴のひとつ。このスペシャル・シャシーによって、ヴァンテージGT12ロードスターはオープン・ボディでありながらも、ヴァンテージGT12クーペと同等の性能を実現したという。
を備えています。

アストンマーティン副社長兼チーフ・スペシャル・オペレーションズ・オフィサーのデイビッド・キングは、「アストン マーティンは、お客様の高い要望にお応えして、名声を築き上げてきました。そのもっとも優れた例は、目を見張るようなスタイルが印象的なCC100スピードスター・コンセプトです。私たちはまた、One-77、ラゴンダ・タラフ、バルカンといった非常に少ない車両の製造に関して、世界のリーダーでもあります。その一方で、ヴァンテージGT12やヴァンテージGT8といった大量生産モデルにも対応することも可能です。GT12ロードスターは、弊社が備えているあらゆるスキルを1台に集約した最初のクルマです。私たちは、わずか9か月間で、お客様の夢を現実のものとしました。このクルマは、スタイルとエンジニアリグの両面において、お客様の要望を完璧に反映させた、公道走行可能なワンオフ・モデルです。これこそが、Q by Aston Martinサービスの本質です。」とコメントしている。

また、アストン マーティンのCEOであるアンディ・パーマーは、「ヴァンテージGT12ロードスターは、非常にエキサイティングなプロジェクトです。このクルマは、センセーショナルなスタイルだけでなく、Q by Aston Martinの幅広い能力を明確に表しています。アストン マーティン・アドバンスド・オペレーションズの卓越したエンジニアリング能力を、Q by Aston Martinのビスポーク・サービスに組み込むことによって、私たちは並外れたクリエイティブ・チームを持つことになったのです。」と語っている。

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