フェラーリ70周年を祝う、ワンアンドオンリー・モデル350台を発表へ

公開 : 2016.07.01 04:40  更新 : 2017.06.01 01:28

フェラーリは創立70周年を祝う350台のスペシャル・エディション・モデルを、10月のパリ・モーターショーで発表する。

この情報は、先週末にイタリアのベニスで開催されたフェラーリ・カヴァルケードで、オーナーおよびコレクター100人に向けてアナウンスされたものだ。

同社マーケティングおよびコマーシャル担当取締役のエンリコ・ガリエッラは、「マラネッロのチームは70年にわたるフェラーリの歴史に立ち戻り、もっともアイコニックで、エクステリアとインテリアがどのモデルよりもブランドを象徴する車両を見つけることに専念しました」と話している。

フェラーリは現行の5車種に着想を得て、過去のモデルから70台のもっともアイコニックな車両を選出したという。

「つまり、われわれは、同じものがひとつとして存在しない350台のワンアンドオンリー・モデルを送り届けたいのです。同じモデルが2台存在することはありません」とガリエッラは強調する。

ここでいう現行5車種というのは、カリフォルニアT、488GTB、488スパイダーF12ベルリネッタ、先ごろ発表されたばかりのGTCルッソで、それぞれに70台のスペシャル・モデルが用意されるのだ。

また、それらはフェラーリの最新テクノロジーと最高の設計技術を用いて、テーラーメイド・ディビジョンで製造することになっている。

セルジオ・マルキオンネは、今回のスペシャル・エディション・モデルについて、多くの購入希望が寄せられており、どのモデルを誰に割り当てるかを決定するのが「われわれにとってもっとも困難な作業になる」と語っている。

近年の限定車両としては、1956年の250GTベルリネッタ・ツール・ド・フランスをリスペクトしたフェラーリF12 TdF(写真)があげられ、781ps発揮するこのリミテッド・モデルは、799台のみデリバリーされている。


▶海外初試乗 / フェラーリF12 TdF
▶動画/ フェラーリF12 TdF

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