日産、新型マイクラを発表、欧州発売は3月

公開 : 2016.09.29 21:10  更新 : 2021.03.19 11:28

日産は、パリ・モーターショーで5代目となる新型マイクラ(日本名:マーチ)をワールド・プレミアした。

新型はマイクラ Gen5と名付けられ、ボディの長さを特徴づける印象的なキャラクター・ラインが目を引く。

またボディは歴代モデルと比べて、低く、幅広く、そして長い室内空間となっている。さらに、新しいダウンサイズ・ターボエンジンにより、俊敏な走りを実現、安全装備も充実しているという。

マイクラ Gen5は、2015年のジュネーブ・モーターショーで公開したコンセプトカーであるスウェイのデザインを忠実に再現し、シグネチャー・デザインキューと彫刻的なボディ形状より、日産の最新のデザイン言語を体現している。

Vモーショングリル、ブーメラン型ランプ、開放感を感じさせるフローティング・ルーフなどがデザインキューの特徴となっているほか、Cピラーに隠れたリア・ドアハンドルやスポイラーにまで伸びるルーフラインで、クルマの空力性能とスタイルの良さを両立させている。

全長x全幅x全高は、3999x1743x1455mmで、現行モデルと比較するとそれぞれ+174mm、+77mm、-55mというサイズ変更が施されている。ホイールベースは75mm拡大され2525mとなった

車体色はエナジーオレンジなど、10色の鮮やかで洗練された色を設定。また、エクステリアおよびインテリアのパーソナライゼーション用オプションにより、125種類のバリエーションの選択が可能で、オリジナルのスタイルを作り出すことができる。

また、新型はドライビングポジションを低くすることで安心感のあるドライビングを可能にした。可動域が長くなったシートスライドや、ステアリング、ペダルおよびシフトレバーの位置を最適化する事により、より多くのドライバーの体型に合わせた理想的なドライビングポジションを提供している。拡大された全幅および長くなったホイールベースは、クラストップレベルの室内空間の広さを実現するほか、グライディング・ウイング形状のダッシュボードが、室内の広さを強調している。

さらにBose社と日産のコラボレーションによって開発されたBose® Personal® サウンドシステム(6スピーカー)を搭載。ほかにも7インチ・フルカラー・センターディスプレイが採用され、オーディオ、カーナビゲーション、携帯電話、Apple CarPlayを経由してダウンロードしたアプリケーションやSiriの音声コントロールを利用できる。

エンジンは、90psを有する0.9ℓターボチャージャー付3気筒ガソリン・エンジンと、1.5ℓディーゼル・エンジンの2タイプをラインナップ。また、73psの1.0ℓ自然吸気ガソリン・エンジンも追加をする予定という。

新型マイクラ Gen5は、ルノー・日産アライアンス戦略の一環として、フランスにあるルノーのフラン工場で生産し、2017年3月に欧州で発売する予定だ。


▶ 2016 パリ・モーターショー

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