価格、グレード、スペックを掲載、2代目ミニ・カントリーマン発表

公開 : 2016.10.27 04:55  更新 : 2017.06.01 00:34

新型ミニ・カントリーマンが発表された。来年2月に発表されるこのクロスオーバー・モデルのラインナップと価格が公開されたほか、ミニ初となるハイブリッド・モデルのカントリーマンSEは、来年後半に加わることが明らかになった。

新しいカントリーマンは、これまでのミニのなかで最も大きいモデルとなり、全長は4300mm(現行型比+200mm)、全幅は30mm広くなっている。さらにホイールベースは75mmも拡大された。

これによりカントリーマンは、フォルクスワーゲン・ゴルフアウディQ3がライバルとなるCセグメントのマーケットに足を踏み入れたことになる。

外観はマッチョなイメージを強めたものの、ヘッドライトやグリルはこれまでよりやや控えめになっている。ミニによると、目を引くシルバーのルーフバーが追加されたことにより、本物のクロスオーバーとしての魅力が高まったという。

ドアの開口部は大きく広げられ、車内への乗降性は実にスムーズになっている。また、ロング・ホイールベース化により後席の脚元スペースが広くなったのも印象的だ。

ドライビング・ポジションは依然としてアップライトなものであるが、席に向かってよじ登るような動作は必要ない。

ダッシュボードのデザインは、クラブマンから流用を受けたもので、まるでディナーを飾る大皿のような巨大スクリーンを中央に配した。

車内空間はミニそのものであるが、これまで以上にクオリティと素材の仕上げが高品質になっており、カントリーマンがアップマーケットのモデルになったことを理解できる。

欧州仕様のグレード構成

エントリーグレードは1.5ℓの3気筒ガソリン・モデルを搭載し、138ps、22.4kg-mというスペックだ。2.0ℓ4気筒ガソリンのクーパーSは、194ps、28.5kg-mまでチューンナップを受けたエンジンを与えられる。

クーパーDは2.0ℓのディーゼルを積み、152ps、33.6kg-mを発揮。クーパーSDは192ps、40.8kg-mというスペックだ。なお、すべての4気筒モデルには、£1600(20万円)のオプションで4輪駆動のAll4を選択することができる。

カントリーマンSEというハイブリッド・モデルについては、3気筒のガソリン・エンジンが採用され、6速オートマティックと4輪駆動システムが組み合わせられる。このエンジンはフロントに駆動力を送る。

一方で、リア・アクスルに搭載されるモーター(89ps)は、2速のトランスミッションを介して後輪を駆動する。

システム最高出力は227ps、39.2kg-mというスペックだ。EVモードのトップスピードは125km/hを達成している。

7.6kWhのバッテリーの充電時間は、標準仕様で3時間15分、高出力ウォールボックスを組み合わせると2時間15分で満充電が可能である。

欧州複合燃費は47.4km/ℓ、CO2排出量は49g/kmだ。

エントリーグレードの価格は£22,465(286万円)、トップグレードのSD All4は£29,565(377万円)と発表されている。

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