新型リーフの登場間近とゴーンが明言

公開 : 2017.01.06 04:40  更新 : 2017.12.14 12:31

CESのキーノート・スピーチで日産のCEO、カルロス・ゴーンは新型リーフの開発が進んでいると明言した。

第2世代となる日産リーフの開発が進んでおり、そう遠くない将来にその姿を見せることができるだろうと、日産のCEO、カルロス・ゴーンはラスベガスで開催されているCES(国際家電ショー)のキーノート・スピーチで語った。それと同時に新しいリーフにはプロパイロット技術が盛り込まれるともした。

ゴーンは次のリーフのリリース・デートがいつであるかについてはコメントを控えたし、日産のスポークスマンもこの件についての明言は一切しなかったが、今年後半に公開することは可能で、デリバリーも2018年中に行なわれると見るのが正解だろう。

AUTOCARでは次世代のリーフが550kmの航続距離を持つと予想する。というのも、2015年の東京モーターショーで公開されたIDSコンセプトが60kWhのバッテリーを持ち500km〜550kmの航続距離を持つとされたからだ。

CESでのCEOのキーノート・スピーチでは、NASAの技術を応用した人工知能、シームレス・オートノマス・モビリティ(SAM)について言及した。これはドライバーと完全な自動運転との間に存在するギャップを、人工知能(AI)を活かして埋めるというものだ。

例えば、このシステムは、例えばある道路状況下で警察が信号をコントロールして渋滞を防いでいるといったようなことをAIによって学習するといったもの。AIを利用することで、自動運転の導入を早めようとする試みだ。すでに100の都市が日産と協力するとしており、英国ではベルファスト、ブリストル、ロンドン、マンチェスター、グラスゴーがその候補に上がっている。

更に日産はマイクロソフトのコンタナ・ボイス・コントロール・システムを自動車に最適化することも進めており、マイクロソフトとの提携を続けている。同様のシステムとしては、アマゾンのアレクサ・ボイス・システムがある。

日産の自動運転に関するトピックとして、自動運転車両の一般公道上でのテストがある。東京の限られた地域でEV商用車の運用に関して、インターネット会社であるDeNAと協力することも発表された。この計画では2020年までにサービスの開始をもくろんでいる。

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