特別企画

2016.06.17

新発想の大画面ナビ、ストラーダCN-F1Dを実車テスト

標準的な2DINスペースにそのまま収まる大画面AV一体ナビとして、いま注目のパナソニック・ストラーダCN-F1D。ディスプレイを本体の手前に浮かせるようにマウントしたフローティング構造の「DYNABIG(ダイナビッグ)ディスプレイ」によって、AV一体ナビの常識を超える9型の大画面を幅広い車種へ手軽に装着できるようになった。かつてわれわれが体験したことのない画期的なコンセプトとクルマへのフィッティング性、そして使い心地をAUTOCAR的に検証する。

text:Takeshi Naito (内藤毅) photo:Hidenori Hanamura (花村英典)
special thanks to: パナソニック 0120-50-8729 http://panasonic.jp/navi/
CN-F1D(9型)の画面の大きさはご覧のように圧倒的だ。9型の表示面積は7型の約1.7倍に達し、メーカーによればCN-F1Dのディスプレイは一般的なビルトイン2DINナビより約6.5cm画面が近づくため、10型相当の迫力を感じられるという。
 
 

 
ディスプレイの位置は前後に最大19mmまで(取付時のみ)、高さは上下に最大32mmまで調整可能で、エアコンスイッチやATセレクターとの干渉など車種ごとの取り付け条件をクリアしている。また仰角は-20度から60度まで手動で自由に調節できる。
 

AV一体ナビ、20年目の進化?

2DINサイズの、いわゆるAV一体ナビが登場してから約20年が経った。初期製品のディスプレイの大きさは4:3アスペクトで5.8型前後、それが技術の進歩とともに少しずつ拡大し、現在では16:9アスペクトの7型ワイドで各社横並びとなっている。7型ワイドの画面サイズ(表示部)は横幅157mm×高さ82mm、対して2DIN規格で許される外形寸法は178mm×100mmだから、これ以上の画面拡大はディスプレイを折り畳みでもしないかぎり物理的に不可能なのだ。

いっぽう最近では2DINフォーマットの汎用性と引き換えに、7型を超える大画面を搭載した車種別専用モデルも登場し始めている。しかし当然ながら対応車種は限られ、専用品だけに価格も高め。また、ほとんどのケースでオーディオスペース周囲のパネルごと交換する必要があるから、内装デザインの一部がオリジナルとは変わってしまうことを気にする人もいるだろう。

その意味で、今回紹介するCN-F1Dは標準的な2DINスペースに無加工・無改造で装着できる高い汎用性を持ちながら、従来の2DINサイズAV一体ナビには望めなかった大画面の搭載を可能にする画期的な製品ということになる。

ちなみに、メーカーで確認済みの装着可能車種は現時点で180車種(2016年7月11日現在)と発表されており、今後も順次更新の予定という。

大画面を多車種対応させる工夫

それでは実際に製品を見ていこう。構造をざっくり説明すると、従来型の2DINサイズAV一体ナビから開閉式のフロントパネルを取り去り、代わりに短いステーと台座を前面に固定して、そこにディスプレイ部を取り付ける……というイメージだ。

ステーの長さ、すなわち画面の前後位置は最大19mmまで、画面の高さは上下に最大32mmまで、画面の仰角は-20度から60度まで手動で調整でき、幅広い車種にフィットする。このうち前後調整は本体取り付け前にのみ可能、高さ調整はディスプレイ裏側のロックレバーを解除して行う。逆に仰角調整はいつでも動かせるフリーストップ式で、ディスクやSDカードの出し入れの際には手動で手前にフリップダウンできる。

本機の場合、画面の前後位置や高さが変わると車種によっては運転操作に支障が出る可能性があるため、そこは不用意に動かないようにし、比較的こまめな調整が必要な仰角は簡単に動く設計としているようだ。世の中にないものを製品化するには、こうしたルールづくりから始めなければならないんだなあ、と感じた次第である。


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