特別企画

2016.11.29

20年モノのボルボ850T-5R “復刻車” づくりに密着

chapter.2 エクステリア “復刻” への道

外せる部品は徹底的に外す ー分解ー

フロントフードにはじまり、ガラス、ウェザーストリップ。ありとあらゆるモノを外して、ガランドウにしてしまいます。

 
 
取り外したパーツを集めると、クルマ1台分以上のスペースが塞がってしまいました。
 

カムズファクトリー入魂の “復刻車”、そのキモといえるのが徹底的な外装のリフレッシュです。一般的な中古車では塗装の際、部品は極力外さずにマスキングで処理するものですが、カムズでは手間を惜しまず外せるものはほとんど外します。

フロントフードやドア、バンパー、サイドステップはもちろん、ドアノブやサイドモール、ウェザーストリップやガラス、灯火類にエンブレムまで細に入り取り外すのは仕上がりの良さにこだわるからです。

パー吹きでは塗装は長持ちしないから ー剥離ー

サンダーの悲鳴が響くファクトリー。地金を出すためには繊細で地道な作業が続きます。
 
フロントフードに剥離剤を塗りはじめました。一見状態のイイ外装でも、塗膜を完全に剥がして再塗装するのがココの流儀。

 
 

 
カムズファクトリーの武藤代表は叩き上げのペイントマン。かつてVWタイプ1の日本輸入1号車のレストアなどにも携わった経験も持つ。

 

“復刻車” の仕上がりへのこだわりはまだまだあります。中古車の塗装はコスト的な問題もあって、劣化している部分の表層だけをサラッと塗る、いわゆる “パー吹き” で仕上げられる場合が多いのが実情です。

しかしパー吹きは塗った直後はキレイでも保って数年。しかも元の塗膜の上から塗り重ねるので、ボッテリとダルな仕上がりになってしまいます。塗装の耐久性と仕上がりのシャープさを追求するために、カムズの “復刻車” では剥離剤を使用して塗膜を完全に剥離、地金がむき出しになった状態から塗装の下地を作り込んでいくという、とても手間のかかる方法をあえて採用しています。これも自社内に鈑金塗装部門を持つカムズだからのこだわりですね。


next page: “復刻” の作業は塗装ブースへ

 


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