特別企画

2016.11.30

BACモノ ーー AUTOCAR編集部が選ぶ2016年の50台

チェシーに居を構えるブリッグス・オートモティブ・カンパニーがリリースするシングル・シーターがBACモノ。AUTOCAR英国版では、その存在を、公道を走行可能なステルス戦闘機、F-22ラプターだと比喩している。そのBACモノが遂に日本でも発売されるに至った。販売元は愛知は岡崎にあるACマインズだ。

BACモノが他のクルマと佇まいを異にするのは、まずシングル・シーターであること。そして、何よりもその出で立ちが普通のクルマとはかなり異なるということだ。ホイール・カバーを付けたフォーミュラという形容が正しいのだろうか。KTM X-Bow、ヴォール05、ゼノスE01といったモデルよりも更にアグレッシブな姿だ。

そのアピアランスに負けず劣らず、その中身はスパルタンなレーシング・マシンそのものだ。ドライバーはマシンの中央に座り、クイック・リリースが取り付けられたステアリングを握る。ステアリング・ホイール中央に取り付けらえたボタンを押すと、デジタル・スクリーンの表示が開始されるとともに、ドライバーの後方に搭載されたエンジンに火が入る。

エンジンは280ps、28.5kg-mのパワー、トルクを持つ2.3ℓコスワース・ユニット。その加速は、果たしてこれが合法的な乗り物かと疑うレベル。1トンにつき525psというパワー・ウエイト・レシオと、0-96km/h加速が2.8秒というスペックがそのまま感じられる加速力だ。各ギアは2秒もせずにレブ・リミットに達する。フロント・ガラスが全くないので、ヘルメットをかぶっていないと、前方からは容赦なく風が吹き付けるが、それでも、それを克服さえしてしまえば、驚くほどすばらしいレスポンスと精度を見せるステアリング・ワークに集中することができる。そのシャシーのポテンシャルを確認するためには、極めてハイ・スピードでコーナーに飛び込まない限り確認することは難しいだろう。

年間50台しか生産できない貴重なモデルだが、日本でもそのハンドルを握ることができるようになったのは、嬉しいニュースだと言えるだろう。それと、今後、輸入されるモデルは、更にパワーアップされた305bhpの2.5ℓユニットを搭載するという知らせも届いている。

AUTOCAR編集部が2016年の50台に選んだワケ

ライセンス・ナンバーと補器類は付いてはいるものの、その成り立ちからしてほとんどフォーミュラカーそのもの。モンスターというよりも “化け物” と呼びたくなるような1台。究極のドライビングを味わうにはこの上ないモデルだ。


▶ 海外ニュース / BACモノ、世界初の炭素シート、グラフェンを採用
▶ 海外ニュース / BACモノ、エンジンをアップグレード

BACモノ

●価格:23,000,000円(受注時の為替により変動あり) ●最高速度:273km/h ●0-96km/h加速:2.8秒 ●CO2排出量:350g/km ●ボディ・サイズ:3952×1836×1110mm ●車両重量:580kg ●エンジン:直列4気筒2300cc ●最高出力:280bhp/7700rpm ●ギアボックス:6速シーケンシャル ●タイヤ:205/40R17 + 245/40R17

ACマインズ http://ac-minds.com/


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