特別企画

2016.12.12

アバルト124スパイダー ーー AUTOCAR編集部が選ぶ2016年の50台

日本人には耳の痛い話だが、1980年代に日産とアルファ・ロメオの合弁事業で生まれたアルナは、「美しきイタリアン・デザインをまとったジャパニーズ・クオリティ」という期待をよそに、真っ逆さまのモデルとなった。

そして今年、一度消滅したかに思われたマツダ・NDロードスター・ベースのフィアット124スパイダー生産化が実現し、日本ではアバルト仕様のこのモデルが発売されることとなった。

124スパイダーは、マツダから姿・顔立ちが変わるだけでなく、心臓もフィアット製1.4ℓマルチエア・エンジンへ移植されている。本邦未発売のフィアット124仕様では140psを発揮するユニットだが、それをサソリの毒で170psに “活性化” した 。ターボエンジン、リミテッド・スリップ・デフ、ビルシュタイン・ダンパー、ブレンボと引き換えに、100kg近いウエイトアップを課せられたアバルト124スパイダーだが、今度の日伊合作は腹をくくったモデルに仕上げられていた。

スロットルをひと踏みすれば、4本出しのマフラーが、ためらいのない排気音でドライバーを鼓舞してくれる。マツダ仕様では、賢くボディをリーンさせて挙動を鎮めるアプローチを取るが、アバルト124はビルシュタイン製ダンパーを “粘らせる” 手法を選んだ。そこに確かなトラクションを生み出すLSDが加わったことで、直感的に走り込んでゆけるのだ。

AUTOCAR編集部が2016年の50台に選んだワケ

結果的にアバルト124スパイダーは、小型オープン・エアのホット・モデルという新たなカテゴリーを創出した。美しきイタリアン・デザインをまとったジャパニーズ・クオリティ。そんな評価軸にこだわった自分を恥じる仕事ぶりに、AUTOCAR編集部は太鼓判を押す。

 

▶ 海外初試乗 / アバルト124スパイダー・プロトタイプ
▶ 海外初試乗 / フィアット124スパイダー

アバルト124スパイダー 6MT

●価格:3,888,000円 ●燃費:13.8km/ℓ ●ボディ・サイズ:4060×1740×1240mm ●車両重量:1130kg ●エンジン:直列4気筒ターボ1368cc ●最高出力:170ps/5500rpm ●最大トルク:25.5kg-m/2500rpm ●ギアボックス:6速マニュアル ●タイヤ:205/45R17

アバルト http://www.abarth.jp/124spider/


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