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2016.12.14

ラディカルRXCターボ ーー AUTOCAR編集部が選ぶ2016年の50台

ロードリーガルと言ったら、合法的に公道走行可能なことを指すが、そもそもこの言葉を添えている時点でただのクルマではないことを物語る。そして、ラディカルRXCターボの発表リリースにも「ロードリーガル・レーシングクーペ」という甘い響きのフレーズが掲げられている。

同社初のクローズドボディ・モデルのRXCが、フォード製3.5ℓ EcoBoost V6ツインターボ・ユニットを手に入れ、RXCターボというネーミングになったこのマシン。英国ピーターバラのスペシャリストによって、エンジンは最高出力460ps/6000rpm、最大トルク69.1kg-m/3600rpmまでパフォーマンスアップされた。乾燥重量940kgのクーペボディに鞭を入れると、0-100km/h加速を2.6秒という今年の50台のなかでも抜きんでた記録で駆け抜けていく。

7速シーケンシャルMTは、フライバイワイヤ方式のパドルシフトにより、わずか0.05秒でシフトチェンジを完遂。高張力炭素鋼のスペースフレームにかぶさるエキセントリックなボディは、最高速度の296km/hで900kg越えのグラウンド・エフェクト・ダウンフォースを発生するその道のホンモノだ。

仰々しいテクニカル・タームばかり並ぶが、レーシングカーそのものの見た目から想像するほど乗り味は悪くない。プッシュロッド式のインボードサスペンションは、意外にも乗り心地に配慮したセッティングがなされているのだ。

かつて筑波サーキットでラディカルSR4の助手席に乗った記憶が蘇る。大型2輪のエンジンを積み、ルーフもないそのマシンの助手席は、席と呼ぶには気が引けるほどのスペースしかなく、バレリーナのつま先立ちのような姿勢で周回が終わるのを耐え続けた。

ガルウイング・ドアを開けて乗り込む現代版ラディカル、RXCターボのインテリアは、2名分の空間とレーシングクーペにふさわしい完成度を持ちあわせている。ラディカルは、奇抜な小規模メーカーという立ち位置から一皮むけようとしているのだ。

AUTOCAR編集部が2016年の50台に選んだワケ

ロードリーガルというフレーズが、現代のクルマから失われた魅力を探す手掛かりになるとは、想像もしなかった。これこそが、固定観念を覆される瞬間というものである。それではRXCターボにハードコアなチューンをしたらどうなるだろう。公道走行を想定しないスペシャルモデル、RXCターボ500Rの走りっぷりをビデオで楽しんで欲しい。
 

 

▶ 海外初試乗 / ラディカルRXC(自然吸気)

ラディカルRXCターボ

●価格:26.000.000円 ●最高速度:298km/h ●0-100km/h加速:2.6秒 ●ボディ・サイズ:4210×1960×1170mm ●乾燥重量:940kg ●エンジン:V型6気筒ツインターボ3494cc ●最高出力:460ps/6000rpm ●最大トルク:69.1kg-m/3600rpm ●ギアボックス:7速シーケンシャルMT ●タイヤ:215/45ZR17 + 245/40ZR17

エス・ティー・オー http://www.sto-radical.com/pg202.html


 

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