特別企画

2016.12.16

ContiVikingContact 6 スタッドレスタイヤも総合力の時代へ

氷上、雪上でも走りを忘れない — コンチネンタルタイヤのこだわり

『コンチ・バイキング・コンタクト 6』が採用する3分割型トレッドパターンではアウト側はドライ、センターは氷上、イン側はスノーと、それぞれを重視するブロックレイアウトとなっている。

クルマというのはスピードが高くなるほど曲がるときにアウト側を使うようになっていくのでドライ重視とする効果は高い。一番外側のブロックと2番目のブロックは強く力がかかると互いに結びついて剛性が高くなるブロック結合効果を持たせているので、高いミューの路面でのコーナリングも得意なのである。

重要度の高い氷上性能は、走る・曲がる・止まるでもっとも使われるセンター部分で性能を確保。氷上では接地面積の広さが重要となるが、同時に液体層を減少させることも求められる。溶けた水膜も滑りの大きな原因だからだ。だが、液体層減少にはワイパー効果のあるサイプが必要であり、それによってブロックがたわんでしまうと、せっかく広くとった接地面が安定せずにグリップは落ちてしまう。そこで『コンチ・バイキング・コンタクト 6』ではサイプの壁を段状の形にして結合することでたわみを抑制。このサイプエッジの量とタイプ、ワイパー効果の最適なバランスがとられた3Dサイプテクノロジーと、接地面積および均等な接地面圧によって氷上グリップを確保。また、タイヤの熱が液体層を発生させてしまうというメカニズムにも注目し、タイヤの放熱性を高めたという。結果的に従来に対して氷上性能は108%と大きく向上している。

これが3分割型トレッドパターン

アウト側(右)はドライ性能、センターは氷上、イン側(左)は雪上性能を求め、3つのゾーンに分割したトレッドパターンを持つ。
 
 

雪上を重視したイン側では縦溝の底に突起が設けられており、スノーチェーンのような役割を果たし、トラクションおよびブレーキを向上させる。また、ショルダーブロックの中には様々な深さのサイプを設け、これによってあらゆる方向からの入力に対してもサイプがつぶれず雪が入る余地を確保している。雪詰まりによる引っ掻き効果の低減を抑える作用があるというわけだ。これらのテクノロジーによって氷上性能を高めながらも、それと相反する要素の大きい雪上性能を101%と向上させられたことは開発陣にとっても誇らしいことだろう。
 

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