スペシャルショップ

E24、ツインカム用のウォーターポンプはなにが違う?

Silky6の原です。

最近多いのが、ウォーターポンプの不良・・・それも替えて間もないのに、音が出る、替えたらかえって水温が上がった等々。原因はOEM品のウォーターポンプにあります。今回の車も、付いていたウォーターポンプは比較的 綺麗・・・



でも、既に軸にはガタが・・・今回付けるのは純正ツインカム専用のウォーターポンプ。


知ってますか?シングルカムとツインカムはウォーターポンプが違います。でも、シングルカム用のウォーターポンプ・・・。ツインカムにも付いちゃいます。ケースの作りが一緒なのです。だからOEM品はE24ウォーターポンプ1種類しかありません。向かって左がOEM 右が純正ツインカム用。



何が違うのか?一回転で排出する水の量が違います。左がOEM 右が純正ツインカム用


 
羽の枚数は同じですが、深さが違います。作りも圧倒的に純正の方が良いです。当たり前ですよね3倍のお値段ですから・・・。でも、これから本格的な夏を迎えるに当たってできれば純正のウォーターポンプを使うことをお勧めいたします。特にM6、M635にお乗りの方、安いからといってOEMはトラブルの元です。

ホース類もまだ使えそうでしたが、正規の圧力がかかると意外にトラブルになりやすいので全て純正新品に交換。ラジエーターは新品に比べ1L近く保水量が減っていたので交換しました。

ここでもう一つ豆知識。ラジエーターの水の出入り口、シングルカムはアッパーは一番上にロアホースは一番下にちゃんとありますが、ツインカムはロアがラジエーターの中間にあります。

つまりラジエーターの半分から下は水が巡回しずらくなっています。その為古いラジエーターは目詰まりを起こし容量が減ります。
容量が減ればもちろん水温は上がりやすくなります。

Mにお乗りの方で最近水温が気になる方は、ラジエーターを替えてあるかよく整備記録を確認してみてください。ラジエーター本体に入るクーラントの量は635は12ℓ、M6・M635は10.5ℓです。

これで、整備は終了!