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R56 GPの良さをさらに伸ばす足廻りを開発中

リアルディレクションの奈良岡です。

以前にR56 MINI GPの純正サスセッティングが抜群にイイ! とお知らせしましたが、それでもなおサーキットなどで追い込んでいくと、『もっともっと!』と欲が出てくるものです。

といっても純正セッティングの方向性がベストであるという確信があるので、そのバランスは崩したくないのです。だから容易にツルシのサスキットに交換しても納得できるものがないんですよね〜。

そこでとった方法が純正ダンパー(ビルシュタイン製減衰力固定式でフロントはモノチューブ、リアツインチューブ)をベースにこちらが欲しい領域に応えてくれるように調律するという手段。ノーマルスプリングを使用しながら、ダンパーのショートストローク化加工によって車高を下げ、セット荷重もかかります。そのままですと減衰のバランスが崩れてしまいますので、ダンパー内部のシムなどを組み替えて調整しました。これによってロールが抑えられ、より安心してコーナーに飛び込んでいけるようになりました。

そして、さらに上を目指したいという方のためにはリア側には減衰調整式のダンパーも製作しました。こちらはコニのツインチューブがベースで、調整が最弱の位置で先ほどのビルと同等の減衰特性にセッティングしてあります。GPの基本特性がオーバーステアなので、リアが出るようならば締め込んでいくことによってドライバーの望みのセッティングが出せるようになっています。

・・・と、ここまではノーマルでの走り込みから導き出された結論をカタチにしてみただけ。これから実際に装着、実走してさらに煮詰めていきます。GPのフットワークをさらに追求したいというアナタは、ぜひご相談くださいね。