ランボルギーニ・ウラカン

2014.07.18

今年3月に行われたジュネーブ・モーターショーでワールド・プレミアを果たしたランボルギーニ・ウラカンLP610-4が日本市場でも遂に発表された。2003年から2013年にかけて合計14,022台が生産され、アウトモビリ・ランボルギーニ史上最高の売上を示し、すでに伝説のモデルともなったガヤルドの後継たる “ベイビー・ランボ” である。サンタアガタが満を持して11年ぶりに投入してきたスーパースポーツの内容を見ていこうと思う。

ウラカンがガヤルドに対して大きく進化したのは、610psを発揮するV10エンジン、カーボンファイバーとアルミニウムのコンポジット・ハイブリッド・シャシー、7速デュアル・クラッチ・トランスミッション、TFTインストルメント・クラスターを搭載したコクピット、ダイナミック・モード・セレクション・コンセプトなどである。

本国での価格は€169,500(2,320万円)、日本での価格は2,970万円(消費税含)だが、今直ぐにショールームを訪れてオーダーシートにサインをしたとしても、納車は残念ながら1年以上待たされることとなる。

エクステリア

そのエクステリア・デザインは、アッパー・モデルであるアヴェンタドールにも通じる、ランボルギーニ伝統のウェッジ・シェイプが基本だ。これにベーシックな六角形のモチーフが、フロントのエア・インテイク、メッシュ・インサート、サイド・ウインドー、エンジン・エア・インテークなどに用いられる。ライバルであるフェラーリF458が曲線的なフォルムを持つのに対し、ランボルギーニは直線的でアヴァンギャルドなデザインを持つのは伝統とも言える。

ヘッドラインプはLEDで、デイタイム・ライニング・ライトが含まれる。ヘッドランプのグラッフィクスはY字型の輪郭を持つ。ランボルギーニによれば「獲物に飛びかからんとする捕食者」のイメージだという。ちなみにヘッドランプは5500ケルビンという日光に近い色温度を持つため、ドライバーへの疲労を少なくする配慮がされている。

最もランボルギーニらしさが表現されているのは間違いなくサイドビューだろう。一本の流線がフロントからルーフを超えてリアへと流れている。またルーフは、ドライバーと助手席の頭上でわずかに弧状を描き、この輪郭がラゲッジ・コンパートメントのドアへ、そして極めて低く設定されたCピラーへと続く。一本の線がヘッドランプからフロント・フェンダーに流れることによって、幅広く角度のついたドアのエッジがよりくっきりと表現される。ルーフの弧が平坦で下向きなのに対し、ドアのエッジは上向きなので、側面に取付けられたサイドウィンドウが三次元構造に見えるデザインだ。そして、これらのラインはエンジンにエアを送り込むアッパ・インテークで鋭角に交わる。ガヤルドの特徴であった垂直な大型の空気取り入れ口はなくなっている。

エンジン・カバーは、アイコン的モデルであるミウラに敬意を表した大型でマット・ブラックのポリマー・フィンが3本設定されている。また、オプションとしてV10エンジンを見せるための透明カバーがオプションとして用意される。

リアは、フロントのヘッドランプと同様にY字型の輪郭がついたコンビネーション・ランプが特徴だ。また、大型のリア・ディフューザーは4本のエグゾースト・パイプを囲むようにデザインされている。