徹底解説

2015.12.09

トヨタ・プリウス

インテリア


‘表示系遠方・操作系手元配置’ のコンセプトはこれまでのプリウスと同じ。

加えてメーターとディスプレイをインストルメンタル・パネルに巻きつくようなデザインにすることで、未来的な見立てとしている。

マテリアルの選び方は ‘あたたかみ’ を優先。硬質なプラスティックよりもしっとりとした素材を多くし、心地よさを与えるという。

白は白でも暖色系のカラーが混じるクリーム系を多くし、未来的な造形と親しみの感じやすさを融合させている。

ステアリングは、夏は熱くなりにくく冬は冷たくなりにくい機能(昇温・降温抑制機能と呼ばれる)をトヨタ初採用。ステアリングの熱さや冷たさによってエアコンを強めてしまうドライバー心理に注目した機能である。

シート表皮は本革/合成皮革/上級ファブリック/ファブリックの4種。内装色はブラック単色と、ブラックとのコントラストを重視したクールグレーの2展開となる。
 

装備


ここはやはり現代のクルマ。プリクラッシュ・セーフティ・システム(歩行者検知機能付/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)、レーン・デパーチャー・アラート(ステアリング制御・ふらつき警報機能付)、レーダー・クルーズ・コントロール(0〜約100km/hで作動)、オートマティック・ハイビームが備わる。

最近ではデフォルトになりつつあるが、車両が死角に入るとドア・ミラーに搭載されたLEDインジケーターを点灯させて知らせるブラインド・スポット・モニター、側面の超音波センサーを使って右左折時の巻き込みを 警報するインテリジェント・クリアランス・ソナーも装備する。

また、ドライバーによっては慣れない作業になりうる後退車庫入れ駐車や縦列駐車を超音波センサーを使って支援するシンプル・インテリジェント・パーキングアシストもつく。スイッチを押すだけで、適切な後退開始位置への誘導と後退駐車のためのステアリング操作をアシストしてくれるものだ。

この他にも、後退時に衝突し慌てたドライバーが、アクセルを踏み込んだままシフトをRからDへ変更した際に表示で注意を促し、ハイブリッド・システムの出力を抑えるドライブ・スタート・コントロールも装備。

坂道での発進時、ブレーキからアクセルに踏み替える際に、ブレーキ油圧を保持することによって車両のずり落ちを緩和するヒル・スタート・アシスト・コントロールも装備する。

単なるブームではなく、本質的にカスタマーの懐に入るには、先進性を打ちだすだけではなく、‘これがあれば助かるな’ という装備をさり気なく差しだす。だからこそプリウスは、多くの人に支持されるクルマになり得たし、これからもそうなっていくのだろう。
 

 

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