徹底解説

2016.01.27

ボルボXC90

パワートレイン


ボルボの巨大戦艦。V6? いやV8? 最低でも4.0ℓくらい積んでいるのでしょう? と思ったとしてもムリはないが、新型はすべて2.0ℓエンジンを基本とする。

‘エクステリア’ の項で、T5だのT6だの書いていたが、これは端的にパワーの差を示す。

どちらも同じ型式の2.0ℓ4気筒を積むのだが、T5はターボのみの加給、T6はターボとスーパーチャージャーによる加給を受ける。※数値は4ページ参照

一番の親玉はT8ツインエンジン。スーパーチャージャーとターボによって2.0ℓ直4がパワーを生みだすという点までは同じなのだが、これにモーターが2機つく。

フロントの1機めはスターターモーター、オルタネーターの補助を行うのみなのだが、リアの2機めは件の2ℓエンジンを補助。

よってT8ツインエンジンは320ps(内燃機関)と87ps(モーター)を叩きだす。最大トルクは40.8kg-m+24.5kg-mにも及ぶ。

欧州では先駆けてディーゼルを搭載したモデルも販売されている。日本では正式なアナウンスはないが、今後の動きは要注目だろう。


 

シャシー


まずはサスペンションから。標準の場合、フロントはダブルウィッシュボーン×コイル・スプリング。リアはインテグラル×リーフスプリング。

フロントにはスタビライザーがつき、前後ともに油圧式のショック・アブソーバーが組み合わされる。エア・サスペンションはオプションの扱いとなる。

ブレーキは4輪ともにABSを備え、制動力の分配は電子制御によって行われる。電動でブレーキをアシストするシステムもつく。

ストラクチャーは文字で説明するよりも図のほうがわかり易かろう。右図を参照。

もう一つのキーワードはSPA。略さずにいえばスケーラブル・プロダクト・アーキテクチャーだ。要するにたくさんのモデルに流用できる基本構造である。

下の画像を見ていただきたい。たくさんのFlexibleの文字。この部分を自在に置き換えることで、大小問わず様々なモデルに適応できる。

 

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