徹底解説

2016.01.27

ボルボXC90

インテリア


北米マーケット用に配布されたカタログのインテリアの項を見てみると “YOUR SANCTUARY” と大きく書かれている。

その下には “Where everyone travels first class” の一文。それぞれを意訳してみると、“神聖なる空間” と “どこだってファースト・クラス” といったところだろうか。

このふたことから、XC90のインテリアに対するボルボの並々ならぬ意欲が伝わってくる。意欲の結果は、それぞれのパーツのマクロ写真をご覧になればわかるはず。

目に見える部分はもちろんのこと、手に触れる部分のディテールにもこだわりが垣間見れる。形状のみならず、素材の削り方から磨き方。なかなか真似できない。

前席は最大で10方向に電動調整ができる。2列めは3座を独立して動かせる。パノラマ・ルーフ(206,000円)を選べば、なおのこと広々とした印象になろう。

メーター・パネルは12.3インチの液晶となり、ダッシュ中央には9インチのタッチスクリーンが鎮座。ボルボはこの操作感を “複雑な操作からの開放” と謳う。

シートは、本革、ヌバック×ファイン・ナッパ・レザー、複数の穴を設けたパーフォレーテット・レザーの3種から選べる。

カラー展開はシートが3色、インテリアはチャコールとブロンドを組み合わせられるようになっている(単色も可)。カスタマーは存分にこだわりを表現できよう。

音にこだわりたいならば、どのグレードにもB&Wプレミアム・サウンド・システム(450,000円)を選ぶこともできる。出力は1400W、スピーカー数は19個となる。

R-デザインの場合、ヌバック×ナッパ・レザーを組み合わせたスポーツ・シートが標準で装着される。パドル・シフトも取り付けられる。

装備


かつてXC60が日本に導入された際、完全に停止する追突回避/軽減オート・ブレーキは日本初の機能だった。

これをXC90は、改良/発展。衝突回避システムの総称として ‘シティ・セーフティ’ という名を与えた。従来もこの呼び方をしていたのだが、技術/内容が異なることをボルボはアピールしている。

新シティ・セーフティは3つの柱から成り立つ。

1:衝突回避/軽減フル・オートブレーキ・システム
2:右折時対向車検知機能
3:歩行者/サイクリスト検知機能(夜間含む)

である。

前方検知機能には、新開発のASDMが使用される。ASDMとはアクティブ・セーフティ・ドメイン・マスターの略。

ミリ波レーダーと高解像度カメラ一体型のセンサー・ユニットを用いることで、最大測定距離が150m→200m まで伸び、カメラ解像度は従来型の4倍となった。

前方の距離だけでなく、左右を見渡せる角度も38.3°→52°へと拡大。従来の赤外線レーザーは要らなくなった。また、フロント・ガラスにセンサー類を集約したため、フロント・グリル部のセンサーも不要に。雪や泥の影響もワイパーで軽減できる。

ボルボにとって安全性は重要だから、もう少し説明させてください。

衝突回避(完全停止)のための速度差は30km/h→50km/hに。歩行者の衝突回避可能速度が35km/h→45km/hへと向上している。

かつてより圧倒的に増えたサイクリストを考慮した検知機能については自転車が静止状態、道路を横断中、自車と同方向あるいは対向に動く状態を夜間でも感知する。それも4km/h〜200km/hで動作するのだから驚きだ。

それでは最後のページにてXC90を数字で振り返ろう。
 

 

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