アウディA4

2016.02.08

パワートレイン


1981年のWRC(世界ラリー選手権)サンレモで、ミシェル・ムートンがドライブするアウディ・クワトロが優勝した。女性ドライバーがWRCではじめて優勝した記録ね。

同じメーカーのモデルを、わたしが担当したいと思った理由のひとつでもあるわ。

新型A4は、FWDとクワトロの2種類があって、2.0ℓTFSI 4気筒エンジン(いずれもガソリン仕様)も2つのタイプが用意されている。FWD車は190ps、32.6kg-m、クワトロは252ps、37.7kg-m。

エンジンは、圧縮行程が短くて、膨張行程が長い方式。吸気バルブを早めに閉じて、圧縮時のガス量は1.4ℓクラスの燃料消費に、膨張時は2.0ℓのメリットを活かすという考え方。

わたしが乗っていたクワトロのシステムは、セルフロッキング・センターデフが、普段は前40:後60にトルクを振り分けて、最大で前70:後30から前20:後80の範囲で配分する仕組み。

トランスミッションは、全モデルが7速Sトロニック(デュアルクラッチ)だから、これまでの無段変速から変わっているの。燃費は、1540kgのFWDが18.4km/ℓ、1660kgのクワトロが15.5km/ℓ(いずれもJC08モード値)。

クワトロの0-100km/h加速タイムは5.8秒。同じ女としてクワトロを飛ばすのはとても誇らしい気分だったわ。

シャシー

A4をリフトアップしたときの話になるけれど、エンジンも、キャビンも、トランクも樹脂のプロテクターで覆われていたわ。リアのサスペンションにもカバーがしてあった(ラテラルアーム部)し、ちっちゃなスポイラーがいくつか見えた。

これは、エアの流し方を新しい発想にした成果で、新型のCd値を0.23に抑えることができたのもこのおかげ。

MLB evoプラットフォームを使うようになった新型は、ホイールベースを15mm伸ばして、2825mmにした。

フロントは5リンクのサスペンション。乗り心地を優先して前後方向はソフトに、横方向は操安性を考えて硬めに、という別々の設定をしている。リアは、新しい5リンク・システム。

ダイナミック・サスペンションは5モードあって、コンフォート、オート、ダイナミック、エフィシェンシー、インディビジュアルに分かれている。これで、ダンパーの設定、スロットルの反応、シフトのプログラムを変えられる仕組みね。

走っていると、ドア側に移ったサイドミラーのウインドウノイズは小さいし、車内はとても知的な雰囲気なの。アウディA4のイメージは人それぞれだけど、伝統よりも先進志向にフォーカスしているのが、このクルマの気に入っているところ。

(日本版編集部追記)
日本仕様の価格は、FWDが5,180,000円、同スポーツが5,560,000円。クワトロが5,970,000円、同スポーツが6,240,000円。2月19日発売時のボディタイプはセダンのみ。

外装色は、アイビス・ホワイト、モンスングレー、ミストブラック、グレイシアホワイト、フロレットシルバー、ムーンライトブルー、アーガスブラウン、タンゴレッド、デイトナグレーの9色。アウディ・エクスクルーシブ利用時には、特別色をオーダー可能。

スペックの詳細は次ページで確認を。