徹底解説

2016.04.12

トヨタ・パッソ/パッソ・モーダ

シャシー&ボディ

「軽自動車の技術を小型車に」と言った割りに、先代と新型のスペック表を見比べると、車両重量が同じ910kg(2WD)であることに気づく。

詳しくみていくと、パッソの資料には、新型は車両全体で50kgの軽量化に成功したとある。

ベースとなるプラットフォームは、軽自動車で採用した軽量高剛性ボディ “Dモノコック” の考え方を活かしたもの。これは、補強材に置き換えて、アッパーボディのサイドアウター全面にハイテン素材を用い、骨格全体で力を受け止める構造になっている。また、バックドア、フューエルリッド、燃料タンクなどに、樹脂素材を用いたのも軽量化に貢献している。

これによって得た-50kg分を、アンダーボディの補強にあてたという。操舵性向上とリアタイヤ接地感アップにより、先代の短所と言われたふらつきを抑制し走行性能を高めたのだ。嬉しいことじゃないか。

サスペンションは、前:マクファーソン・ストラット、後:トーションビーム。街乗りではフラットな乗り味、走りでは安定感を狙ったチューニングを施した。

また、トレッド拡大を行い、前輪切れ角を広げたことで、従来より小回りのきく最小回転半径4.6mを実現している。

装備

パッソおよびパッソ・ブーンは、ダイハツではブーン、ブーン・シルクの名でラインナップされる。

グレードは、パッソがX、同S、同Lパッケージ、同Lパッケージ・S、同Gパッケージの5車種。パッソ・モーダが同S、同Gパッケージの3車種
という構成だ。

このうち、Lパッケージ系とモーダ系には、スーパーUVカット・パッケージ(フロントIRカット、リア・プライバシーガラス)をメーカーオプションで設定できる。また、Lパッケージ系には、LEDパッケージ(LEDヘッドランプ、コンライト)を同様に選択可能だ。

また、衝突回避支援システムとして、スマートアシストⅡを搭載。“スマアシⅡ” として知られるこのテクノロジーは、ダイハツの先進安全技術で、一連のパッソの新型車にもこの名称で登用される。衝突警報(対車両・対歩行者)、衝突回避支援ブレーキ(対車両)、誤発進抑制制御(前方・後方)、車線逸脱警報、先行車発進お知らせ機能の5つが、X(モーダ)、Lパッケージ以外のグレードに標準装備される。

ほかにも、アイドリング・ストップとヒルスタートアシスト・コントロール、防眩インナーミラーは全車標準装備だ。

外装色は、パッソが12色、モーダが11色(ブラックルーフを選べるのは7色)。内装はパッソがグレージュ、モーダがダークグレーだ。

車両本体価格は、パッソXの2WDが1,150,200円から1,447,200円、同4WDが1,323,000円から1,620,000円。モーダの2WDが1,431,000円から1,657,800円、同4WDが1,603,800円から1,830,600円。

車体の小さい軽自動車で蓄えた技術により、ひと回り大きな登録車の車内を一層広くした。体の大きなマツコさんをパッソのCMに起用したワケはその辺にあるのではないか。

next page:スペックで見る新型パッソ/パッソ・モーダ

 

人気コンテンツ