徹底解説

2016.12.15

超・徹底解説 マツダCX-5

ソウルレッドクリスタルメタリック

以前、前田育男常務執行役員をインタビューした際、「自動車デザインの作業に使うCADは、0.3mmの世界で見栄えを検証できる」と話していた。0.3mmの違いでクルマの見た目は異なってくるというのだ。

それを裏付けるのが新型CX-5から導入される新色、ソウルレッドクリスタルメタリックである。これまでマツダのイメージを引っ張ってきたソウルレッドプレミアムメタリックと比較して、鮮やかで濁りのない深みとツヤ感を進化させている。

彩度を2割増し、深みを5割増しとしたその秘訣は、シンプルな3層構成の採用と、手塗りのような質感を出す「匠塗」という塗装技術の存在だ。クリア層、透過層、反射層という3層の塗膜構成のうち、反射層には、極薄の高輝度アルミフレークに加えて、光を吸収してシェードの濃さを強める光吸収フレークを採用した。反射と吸収という2つの役割を、ひとつの塗装膜で受け持つ発想である。

さらに、アルミフレークのサイズを均一化するとともに、塗装の精度向上と乾燥過程で塗膜の体積を大きく収縮させる手法により、アルミフレークと光吸収フレークの均等で平滑な分布を実現した。これまでのマツダ車には見られないほど、ハイライトの鮮やかさと、シェードの深みを際立たせているのが写真を見てお分かりになるだろうか。
 

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