コラム&エッセイ

2017.06.18

クルマ漬けの毎日から

[編集部より]

「マクラーレン720S」「ルノー・クリオRSトロフィ」 大物2台を堪能したクロプリー編集長。知識欲に火がつきました。

(生きている間に)正確に理解したい、「スプリング」と「ダンパーレート」の関係

To understand the relationship between spring/damper rates before I die

 
最近、同僚のマット・プライヤーがレポートしたマクラーレン720Sの5つ星レビューがAUTOCAR(UK版)に掲載されたが、じつに幸運なことに、私はそれを皆様より一足早く読んでいた。それで、ローマで行われた720Sの発表会では、この桁外れのクルマをどれほど日常的に使うことができるかという視点で評価しようと考えていた。

ところが、エンジン回転1200rpmで7速ギヤは極めてスムーズであること、キャビンも素晴らしく、空調も快適なこと、四角くて深さがある真新しいトランクは、このクルマに似つかわしくないような荷物を入れてもうまく収まることなど、日常性を備えたクルマであることは、思っていた以上にあっけなく判明した。

 
それで程なくして、ほかのジャーナリストたちと同じように、7000rpmを超えた時のエンジン音を分析批評したり、勇気が許す限りスピードを上げてヴァレルンガサーキットのストレート先端のカーブを時速120mile(約193km/h)で駆け抜け、リアスタビライザーの効果とダウンフォースを試したりした。これには胸が躍った。

 
それにロスという名前の冷静で素晴らしいドライビングのコーチが横に乗って、どうやって速く走るかをアドバイスしてくれたことがとくに有益だった。このロードカーは驚くべき柔軟性を持ちながら、1970年代に無敵を誇ったマクラーレンのM8 CanAmレーサーと事実上ほぼ同等のパワーが備わっていると思った。720Sのエンジン排気量はM8の半分であるが。
 

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AUTOCAR 英国版 編集長 スティーブ・クロプリー

オフィスの最も古株だが好奇心は誰にも負けない。新しく独特なものなら何でも好きだが、特に最近はとてつもなくエコノミカルなクルマが好き。クルマのテクノロジーは、私が長い時間を掛けて蓄積してきた常識をたったの数年で覆してくる。週が変われば、新たな驚きを与えてくれるのだから、1年後なんて全く読めない。だからこそ、いつまでもフレッシュでいられるのだろう。クルマも私も。