クルマ漬けの毎日から

2017.09.16

25年も放置されたレンジローバー。エンブレムが逆さまのランドローバー。2.0ℓ直4のジャガーF-タイプ。クロプリー編集長がJLRのエンジニアを取材しました。

ジャガー・ランドローバーを支える腕利きたち クロプリー編集長コラム

JLR’s hand-picked technicians

 
ジャガー・ランドローバー(JLR)がイギリス中部のコベントリーの近くに新設した “クラシック・ワークス” を見学し、素晴らしい3時間を過ごした。ここには厳選された80人の技術者が待機していて、古いジャガーやランドローバーのサービス、リペア、レストアあるいは再生をいつでも依頼できる。また、大切にされてきたクラシックカーや再生品の販売も行われる。

 
このクラシック・ワークスがどんなところなのかは、とても言葉で言い表せない。まったくすごい場所だ(豪州から引き揚げたという50年代のランドローバーは、エンブレムが逆さまについていた)。

 
確かにここは工業団地の一角ではあるが、とても広大で美しいうえに、非常によく考えて造られている。まもなく美しいクルマでいっぱいになるであろうし、そういう古いクルマには愛情や憧れといった人々の気持ちも込められているので、これを書いている今もわたしの心拍数はまだ落ち着かない。

 
いちばん印象に残った展示車は、1970年に登録されたレンジローバーだった。スワンピィというニックネームのこのクルマは、使われないまま同じ木の下に25年間置かれていたが、まもなくレストアが始まる。

ご興味のある方には、9月に始まる見学ツアーへの参加をお勧めする(料金は49ポンド)。驚くべき体験が待っているはずだ。

 
 

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