コラム&エッセイ

2018.02.17

クルマ漬けの毎日から

編集部より

VWパサートのディーゼル仕様が、日本発売されました。この国の厳しい排ガス規制をクリアした巨人は今、「電動化」への大計画に取り組み中。クロプリー編集長が、VWグループのマティアス・ミュラーCEOについて語ります。

ミュラーCEO フォルクスワーゲンを変える男 クロプリー編集長コラム

Interview with VW Group chief Matthias Muller

フォルクスワーゲン・グループのCEO、マティアス・ミュラーにフランクフルトでインタビューをした。断ることもできただろうに、なぜこの職に就いたのかをどうしてもミュラーに聞いてみたいと、わたしはかねてから思っていたのだ。

 
勤務歴44年というVWグループの管理職は、すでに十分なお金を手にしているはずだ。それなのに、なぜわざわざ熱湯に飛び込むかのように、騒動のさなかにCEOの職に就いたのだろう?

ミュラーの答えは率直で謙虚だった。それで、彼にとても好感を持った。

 
さらに、ロードマップEを発表する時に使ったミュラーの言葉も素晴らしいと思った。ロードマップEとは車両電動化への大計画のことで、VWの管理職たちは、この計画によって自動車業界は大胆な新時代を迎えることになるだろうと考えている。

「ロードマップEはあいまいな意思表示ではありません。われわれは強い意思をもってこの計画を実行すると宣言します。今日からこの計画が、われわれ自身の業績を計る基準になるのです」

EV市場に本気で取り組むと示す必要があった。ミュラーの言葉がまるでチャーチルの言葉のように聞こえた。

translation:Kaoru Kojima(小島 薫)


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AUTOCAR 英国版 編集長 スティーブ・クロプリー

オフィスの最も古株だが好奇心は誰にも負けない。新しく独特なものなら何でも好きだが、特に最近はとてつもなくエコノミカルなクルマが好き。クルマのテクノロジーは、私が長い時間を掛けて蓄積してきた常識をたったの数年で覆してくる。週が変われば、新たな驚きを与えてくれるのだから、1年後なんて全く読めない。だからこそ、いつまでもフレッシュでいられるのだろう。クルマも私も。
 
 
 

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