コラム&エッセイ

2018.07.29

猪爪杏奈の「猪突猛進」コラム

編集部より

皆さんこんにちは。Mazda Women in Motorsport 2期生、Lovedriveの猪爪杏奈です。今日はレースデビューの日についてお話をします。デビュー戦直前に「荷重移動」のコツを発見したことによりレーシングスピードで走れるようになりました!

第4話:はじめての公式戦@岡山国際サーキット ― 猪爪杏奈の「猪突猛進」コラム

もくじ

走る亀さんシケイン
決勝で感じたこと

走る亀さんシケイン

みなさんこんにちは。Mazda Women in Motorsport 2期生、Lovedriveの猪爪杏奈です。今日はレースデビューの日についてお話をします。

初めての公式戦は岡山国際サーキットということで練習へ行きました。最初は2分20秒台。このタイムはとてつもなく遅いので8周のレースで周回遅れにされ、完全なる走る亀さんシケインになってしまいます。

しかし、事前にチームメイトの岩岡万梨恵さんと協力して、井原先生が海外出張中でも、どこにいてもわたしたちの車載が観れるシステムを見つけ出し、リアルタイムでご指導していただけたことが大幅なタイムアップに繋がりました。

決勝で感じたこと

そしてレース当日。今でも苦手な緊張感漂うあの独特の空気感に飲まれてしまい、「なんでこんなことしているんだろう。」とすごく怖くて帰りたくなりました(笑)

でももうここまできたんだ。何より自分から逃げるのはすごく嫌だしカッコ悪い。

腹をくくって臨んだ予選は「あと少していねいな操作を」「あと10cmだけブレーキを詰めよう」と自分なりに工夫して走れた!

そうすると自然と雑さと肩の力が抜け、タイムを気にしなくなったことでクルマの動きに余分な意識を向けることができて良いタイムが出ました。

決勝は、ど緊張からスタートミスをしてしまい、1コーナーまでの短い距離で2台に抜かれ、難しいコンディションのなかスピンしないよう走ることに精一杯で、前車がバトルしてタイムが落ちている中、差を詰めることができずに単独チェッカー。

「このレースのためにたくさん練習し努力したことが結果につながらなかった」

「もっとできたのではないか」

「なぜスタート練習をもっとしなかったのか」と自分の詰めの甘さにまた悔しさがこみ上げ、涙しました。

しかし、このレースを通して、コーナー進入の際「荷重をていねいにかけながら良いラインを通り、クルマの向きを早く変える」ことが少し出来るようになったり、タイムアップの仕方も、「あとコンマ何秒」という世界に入ることができました。

「今回学んだことを生かして次戦では必ずポール・トゥ・ウィンで感謝の気持ちを表し表彰台に上りたい」と思いました。

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レーシングドライバー 猪爪杏奈

1995年生まれ。まっとうな人生を歩んでいたが、突然周囲の反対を押し切り、2016年Mazda Women in Motorsport2期生のオーディションを受ける。ロードスター(ND)で連続表彰台獲得や、日本一決定戦でコースレコードポールポジションを獲得するなど衝撃のデビューを飾る。2017年全日本電気自動車レースシリーズチャンピオン。2018年スーパー耐久、ロードスター・パーティレース西日本シリーズ参戦中。師匠・井原慶子の背中を追い、「レーシング・キャリアウーマン」になるべくLovedrive株式会社に入社。「とりあえずなんでも全力で!」をモットーに日々奮闘中! レースウィークにお腹を下してトイレから出られなくなるのが最近の悩み。
 
 
 

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