コラム&エッセイ

2018.08.04

猪爪杏奈の「猪突猛進」コラム

編集部より

こんにちは。Mazda Women in Motorsport 2期生、Lovedriveの猪爪杏奈です。今日はMT車に生まれて初めて乗ってから4カ月で、シリーズ初の女性2位表彰台を獲得したお話です。表彰台を獲得するために工夫したことをこっそりお伝えします! キーワードは「ゾーン」です。

第5話:MTデビュー4カ月、2度目のレースで涙の表彰台 ― 猪爪杏奈の「猪突猛進」コラム

photo:B-Sports

もくじ

ルーティーンワーク
いよいよ決勝へ

ルーティーンワーク

みなさんこんにちは。Mazda Women in Motorsport 2期生、Lovedriveの猪爪杏奈です。

今日は「生きてて良かった!」と感じた人生最高の瞬間。デビュー2戦目で登った表彰台のシーンを振り返りながら、なぜマニュアル車を運転し始めて4カ月で表彰台を獲得できたのか、お話したいと思います。

前話でお話した、デビュー戦の悔しさをバネに、ロードスター・パーティレースIII西日本シリーズ第3戦は、井原先生のアドバイスを参考に、自分なりのルーティーンワークを作ってみることにしました。

レーシングシューズの結び方をバレーボール部時代のシューズの結び方にして気持ちを落ち着かせ、自分にとって戦闘モード曲であるアリアナ・グランデのInto youとAKB48のBeginnerを大音量でリピートして気持ちを高ぶらせ、そして同じチームのメンバーより早く準備を開始しピットロードには1番に並ぶ。

これをレースウィークの練習から続けたら、予選は妙に落ち着いた中にもほど良い興奮を感じ、動体視力が冴えている気分になり、「この感覚はなんだろう?」と不思議な体験をしました。(のちにこれがゾーンだったと知る)。

すると、なんと予選は3番手。自分でもびっくり。タイヤが垂れてきているのに気持ちよすぎて挑戦してみたら、自分のコントロール下を超えて2コーナーの超危ないところでスピンしちゃったけど……(後ろにいたひと、ごめんなさい)。

しかし神様が守ってくれたのか、コンクリートウォールギリギリでストップ。この日のわたしは何かとツイていたし持ってた。決勝でも全ての展開が自分の良い方に動きました。

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レーシングドライバー 猪爪杏奈

1995年生まれ。まっとうな人生を歩んでいたが、突然周囲の反対を押し切り、2016年Mazda Women in Motorsport2期生のオーディションを受ける。ロードスター(ND)で連続表彰台獲得や、日本一決定戦でコースレコードポールポジションを獲得するなど衝撃のデビューを飾る。2017年全日本電気自動車レースシリーズチャンピオン。2018年スーパー耐久、ロードスター・パーティレース西日本シリーズ参戦中。師匠・井原慶子の背中を追い、「レーシング・キャリアウーマン」になるべくLovedrive株式会社に入社。「とりあえずなんでも全力で!」をモットーに日々奮闘中! レースウィークにお腹を下してトイレから出られなくなるのが最近の悩み。
 
 
 

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