Juju(野田樹潤)ブログ

2018.08.25

第4話:フォーミュラUNDER17、また優勝! 怖さを乗り越えた! ー Juju(野田樹潤)ブログ

いよいよ迎えた「決勝」の日

そんな気持ちで迎えた、決勝当日。

まわりのひとたちからは「Jujuちゃん、全然緊張してないね」って、言われたりもしたけれど、心臓はドキドキ。

でもピットには、大好きなおばあちゃんや、お姉ちゃん、弟が応援しに来てくれていたので、スマホで一緒に写真を撮ったり、おしゃべりをしたりしているうちに、少し気持ちがラクになってきました。

そのおかげか、予選では1分27秒436でトップに。

いつもはしないことですが、今回は、走っている間に他の選手のタイムをお父さんに教えてもらいながら運転しました。それで頑張れたところもあるかな。

マシンも前日より調子がよくなっていて、安心してアクセルを踏み込んでいけました。徹夜でマシンの修理をしてくれた、メカニックのみんなにも感謝です。

その後、お昼から始まった決勝では、さらにタイムを縮めることができ、最終的には、予選タイムを上回る、1分27秒436でゴールすることができました!

スタートで失敗したときには、「やっちゃった!」って焦ったけれど、早くクラッシュ前の自分に戻りたいと思って走っているうちに、だんだん走るのが楽しいなって思えてきて。その結果、自分でも満足できるタイムが出せていたので、うれしかったです。

お父さんの話だと、決勝で予選のタイムを上回ることって、あまりないのだそうです。

ということは、だんだん調子が良くなって、決勝で本調子に持っていけたということ。

これは、今回の収穫かな。

そして、「決勝のタイムも悪くはなかったけれど、クラッシュ前のものと比べると1秒ぐらい遅かった。あのクラッシュがなければ、もっといいタイムが出ていたかもしれないね。でも、精神的なダメージや体調を考えたら、すごくよく頑張ったね」とほめてもらいました。

わたしにとって、今回のレースは、ステップアップのための試練だったのかも。

そう考えると、また次のレースが楽しみになってきました。

頑張りますので、みなさん応援してください!

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」
  • 編集

    上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。
 
 

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