Juju(野田樹潤)ブログ

2020.05.05

13歳のプロレーサーJuju(野田樹潤)の連載。第29話でコース・レコード更新をお伝えしていますが、さらにコンマ2秒の記録更新を達成! 自分の心の中、更新時の周りのリアクションが鮮やかに描かれています。

【Juju(野田樹潤)ブログ】第32話:うれしいお知らせ! さらにコース・レコード更新 コンマ2秒上回る

さらにコンマ2秒のコース・レコード更新

またもコース・レコードを更新!

今回は、うれしいお知らせをお届けします。

いつも練習している「パドボルグ・パーク・サーキット」のコース・レコードをコンマ2秒上回るタイムを出したことは、すでにご報告しましたね。

【Juju(野田樹潤)ブログ】第29話:ハッピーな2つのお知らせ 開幕戦にむけて絶好調

なんと、この前の練習走行でさらにコンマ2秒ちぢめ、58秒8をマークすることができました! パチパチ~~~!

コンディションは、あまり良くはなかったんです。風も強かったし、コース上は砂っぽくて、どちらかといえば走りづらかった。

それでも、58秒台のハードルはそんなに高いものじゃないと思ってました。

というのも、最初にコンマ2秒更新したときは、中古のタイヤだったんです。

だから、新品のタイヤで走ったらもっといいタイムが出せるんじゃないかなと。

メカニックからも「Jujuだったら出せるよ!」って言われていたし、「わたしなら絶対できる!」っていう自信もあったけれど、実際に58秒台を出してみたら、すごくうれしかったです!

いつもはわりとしずかに喜んでるのに、今回はピットに戻ってきた瞬間「やった~~~!!」って声あげちゃいましたもん。

それに、他のチームの人たちからも、「Juju! クイック―!!」って声を掛けてもらったりしたので、わたしも「サンキュー!」って返したりして。こういうのって照れるんだけど、実はけっこううれしいです!

もしかしたら、わたしより喜んでいたのは、メカニックのみんなかもしれないな。

みんな、「このマシンなら、58秒台が出せる。だれよりも速いクルマを作って、Jujuにドライビングさせるんだ!」と思いながらいつも作ってくれているので。

練習の前日も夜中までマシンを組んでいて、近くで見ているとその思いがすごく伝わってくるんですよ。

そんななか、「58秒台なんて、絶対ムリや!」って、キビシめに予想していたのがお父さん。

たしかに1か月前は59秒8ぐらいのタイムで、ほかのF4の仲間たちも59秒5ぐらいだったから、そこまでタイムが伸びるとは思ってなかったんでしょうね~。

どうですか? 1か月間でこの成長!

今はすごくチームの雰囲気もいいし、わたしとしても勢いに乗っているので、このいい流れのなかで早くレースがしたいです。

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」
  • 編集

    上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。
 
 

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