クルマ漬けの毎日から

2020.07.05

サマリー

ジャガーは2003年に「R-D6」というコンセプトカーを発表していますが、市販化には至りませんでした。しかし、このコンセプトを引き継ぐ新たなコンパクトモデルが、近い将来誕生するかもしれません。

【クロプリー編集長コラム】ジャガーのコンパクトモデル、誕生に期待

もくじ

ジャガーらしさ 極める
期待高まる コンパクトモデル
かつて提示したコンパクト「R-D6」

translation:Kaoru Kojima(小島 薫)

ジャガーらしさ 極める

ジャガーのデザイン部門のトップに昨年就任したジュリアン・トムソンにインタビューをした。

この取材でトムソンは、ジャガーの近未来モデルは期待できると明言したので、私はその新たな方向性を知りたくて、待ちきれない気持ちになっている。

ジュリアン・トムソン

前任のイアン・カラムは、ジャガーのデザインを再び軌道に乗せた。そのバトンを受け取ったトムソンは、ジャガーらしさ、なかでも伝統に基づいた質感と美をさらに探究していきたいという。

期待高まる コンパクトモデル

またトムソンは、次のようにも話している。「コンパクトモデルもつくりたいと考えています。実現には困難が伴うでしょうが」

確かにそうだ。小型車の開発には大型車と同じ規模の資金が必要になるにもかかわらず、その利益は少ないからだ。

ランドローバーのコンセプトカー「LRX」。トムソンのチームが手掛けたこのモデルは、後にレンジローバー・イヴォークとなる。

しかし、かつてトムソンは、ランドローバーのコンセプトカー「LRX」をデザインしたチームを率いていた。その後「LRX」がベースとなり、近年ジャガー・ランドローバーが実現させたもっとも革新的なモデル、レンジローバー・イヴォークが誕生したのだ。

ランドローバーでこのような取り組みに成功したトムソンなので、ジャガーのコンパクトモデルにも大いに期待したい。

AUTOCAR 英国版 編集長 スティーブ・クロプリー

オフィスの最も古株だが好奇心は誰にも負けない。新しく独特なものなら何でも好きだが、特に最近はとてつもなくエコノミカルなクルマが好き。クルマのテクノロジーは、私が長い時間を掛けて蓄積してきた常識をたったの数年で覆してくる。週が変われば、新たな驚きを与えてくれるのだから、1年後なんて全く読めない。だからこそ、いつまでもフレッシュでいられるのだろう。クルマも私も。