クルマ漬けの毎日から

2020.12.31

【クロプリー編集長コラム】取材を通して見た「2020年」 後編

10月 お気に入りのマスク

ベントレーとロールス・ロイスを訪問し、両方でマスクをもらった。

それぞれのマスクの特徴は、それぞれのクルマと大きな共通点があるものだと感心した。

ベントレーのマスクは派手目でスタイリッシュ。だが、使いやすくて、よくフィットする。

一方、ロールス・ロイスのマスクは、細部までよく行き届いたつくりになっていて、まちがいなくコストも高いだろう。何か特別な日に使いたくなるマスクだ。

とはいえ、私は普通の不織布のマスクのほうが好きだ。不織布マスクに相当するのは、フォードだろうか?

11月 ロータス・エラン

ロータス・エランを買った。1991年製で走行6万1000mile(約9万8200km)の前輪駆動のエランだ。

来年、ポール・マティが主催するヒルクライム・チャンピオンシップに、このエランで出場する。

また11月には、50周年を迎えたレンジローバーを祝う、グッドウッドのパレードにも参加した。

運転したのは、ボディが架装されていない、量産試作車のレンジローバー。

デイリー・テレグラフ紙に写真が載ったので、ご覧いただきたい。とても寒いドライブだった……。

12月 イグニスとタイカン

2台の素晴らしいクルマの話で、この異常ともいえる1年を締め括りたい。

まずは、スズキ・イグニス について。チャーミングで万能なこの4駆モデルにすっかり魅せられた。

価格、パッケージング、コンパクトであること、品質、運転のしやすさといった点が、特に気に入っている。それにイグニスのスタイリングも、ますます好きになっている。

今年素晴らしいと思ったもう1台のクルマは、ポルシェ・タイカンだ。私がこれまで運転したクルマのなかで、ベスト3かベスト4に入る。

実際に走ってみて、すべてのディテールが自分に完璧に合っていると感じた(車幅は除く)。

乗り心地もステアリングフィールも素晴らしく、それにマナーよく最高のパフォーマンスを発揮する(しかも、どのポルシェよりもロードノイズが少ない)。実に素晴らしい。

もしこの2台との素晴らしい経験が、2021年の前兆であるならば、新しい年は私たちにとって、きっと良い1年になるだろう。

2020年の終わりに

AUTOCARにとってこの1年は、一般的な予想とは異なり、まずまず良い年となりました。

イギリスの書店におけるAUTOCAR誌の販売部数をもう少し伸ばすことができていたらさらによかったと思いますが、ウェブサイトと定期購読では、非常に良い結果を残すことができました。

創刊125周年を迎えたAUTOCAR誌。

また11月には、AUTOCARは創刊125周年を迎えました。これはひとえに、長年AUTOCARをご愛読くださっている皆さまからのご支援のおかげにほかなりません。

この国で週刊誌を健全に維持していくためには、他の定期刊行物よりもいっそう、読者の皆さまからのご支援が頼りとなります。その点からも、編集部一同、読者の皆さまに、心からお礼申しあげます。どうぞ良いお年をお迎えください。

AUTOCAR 英国版 編集長 スティーブ・クロプリー

オフィスの最も古株だが好奇心は誰にも負けない。新しく独特なものなら何でも好きだが、特に最近はとてつもなくエコノミカルなクルマが好き。クルマのテクノロジーは、私が長い時間を掛けて蓄積してきた常識をたったの数年で覆してくる。週が変われば、新たな驚きを与えてくれるのだから、1年後なんて全く読めない。だからこそ、いつまでもフレッシュでいられるのだろう。クルマも私も。

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