クルマ漬けの毎日から

2021.12.31

クロプリー編集長が撮影した写真と共に、2021年を振り返ります。後編では、7月から12月までをお届けしましょう。フランス製のスポーツカーも買いました。

【クロプリー編集長コラム】取材を通して見た「2021年」後編

もくじ

7月 ロータス・エミーラ
8月 ローバー75
10月 ロータス・エヴォーラ
12月 アルピーヌA110を買いました

translation:Kaoru Kojima(小島 薫)

7月 ロータス・エミーラ

ジーリー・ホールディングの資金援助のもと、新型スポーツカー「ロータス・エミーラ」が誕生。

エミーラは重量があり、エヴォーラとかなり多くを共有しているという点を懸念していた人もいるかもしれない。

だが、多くの人たちはすぐに、エミーラはまさに本物だと確信を持った。

エミーラの発表会は、最近大規模に改修されたロータスの本社工場で開催された。

ノアの方舟を思い起こさせるほどの土砂降りのなかで行なわれたが、皆喜びにあふれていた。これはロータスの自信の表れであろう。

新型エミーラを現代の高い品質基準で製造し、市場へ送り出すという次なる課題も、ロータスは力強く乗り越えていくだろう。

7月 ティレルの6輪

皆それぞれ好きなレーシングカーがあると思うが、私はティレルの6輪が好きだ。

1976年のモナコ・グランプリで、ジョディ・シェクターがこのマシンを駆って2位になったのを、この目で見た。あれが私の最初のF1観戦だった。

そのティレルの6輪が、今年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに登場した。再びこの目で見ることができたのは、なんとも嬉しい出来事だった。

7月 私のロータス・エラン

愛車のロータス・エラン(M100系)は、シェルズリー・ウォルシュでヒルクライムに参戦し、忙しい日曜日を過ごした。

サイモン・ダーリングのオリジナルのアルピーヌA110と、チャールズ・モーガンのレース仕様のプラス・エイトの間で、嬉しそうに佇んでいるように見える。

この日のタイムは遅かったが、それはあまり問題ではなかった。いつものように楽しいヒルクライムだったから。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    AUTOCAR UK Editor-in-chief。オフィスの最も古株だが好奇心は誰にも負けない。クルマのテクノロジーは、私が長い時間を掛けて蓄積してきた常識をたったの数年で覆してくる。週が変われば、新たな驚きを与えてくれるのだから、1年後なんて全く読めない。だからこそ、いつまでもフレッシュでいられるのだろう。クルマも私も。

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