Juju(野田樹潤)ブログ

2023.10.19

ヨーロッパで活動するレーシングドライバー、Juju(野田樹潤)の2023シーズン。イタリアのムジェロ・サーキットでジノックス・トロフィーの第6戦、ドレクセラーカップの第8戦が併催されました。今回はそのレース・レポートです。

【Juju(野田樹潤)ブログ】第95話:タイトル争い真っただ中! 貴重な勝利をゲット!

もくじ

悪い流れからはじまった週末
セッティング変更でペースアップ!
チャンピオンシップ首位で最終戦へ!

悪い流れからはじまった週末

みなさんこんにちはJuju(野田樹潤)です。

今回は10月7日~8日、イタリアのムジェロ・サーキットで開催されたジノックスF2000トロフィーとドレクセラーカップのレポートをお送りします。

今回のレース、ジノックスF2000トロフィーは最終戦の1つ手前。ドレクセラーカップは今シーズンのラストレースになります。

もちろんタイトル争いの重要なレースではあるのですが、わたしは特にそういった気負いもなくレース・ウィークに入りました。

ところが今回は金曜日のプラクティスからマシンのフィーリングがどうも良くない。色々セッティングを変えて改善を試みましたがそれも上手くいかず。しかも土曜日の予選ではなかなかクリアラップを取ることができず、2番手に留まってしまいました。

経験上、勝てる時というのは、最初の走行からスムーズに事が運ぶものなのですが、今回は明らかにバタバタしているわたしたち!

日曜日に開催された第1レースでグリッドについてみると、わたしはユーズドタイヤでしたが、周囲は新品タイヤを履いている! こうなったら、前半はタイヤを温存して後半に勝負をかけるしかありません。

ベルタ選手が素晴らしいスタートを決めて3番手から一気にトップに立ち、私は3位になってしまいました。

そこからは気を取り直して冷静にレースを進めました。

記事に関わった人々

  • Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」
 
 

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