クルマ漬けの毎日から

2025.03.03

新型(6代目)スバル・フォレスターの試乗会に参加しました。なぜスバルに魅力を感じるのか、その理由を再認識。同様にクロプリー編集長が好感を持つ、スズキについてもお伝えします。

魅力的! 独自性貫くスバルとスズキ【クロプリー編集長コラム】

もくじ

新型スバル・フォレスター 3つの進化
スズキ・スイフト 子供のための教習車に

新型スバル・フォレスター 3つの進化

新型(6代目)スバル・フォレスターの試乗会がイングランドの中部地方で行なわれた。この試乗会に参加して、スバルはスズキと並んで、私のお気に入りのメーカーであることを再認識した。

その理由は、どちらもエンジニアリングにおいて独自路線を貫いているから(興味深いことに、トヨタの上層部もこの両社を気に入り、提携している)。珍しいことだが、新型フォレスターの試乗を始める前にスバルの人たちは、私たち参加者を現行モデル(5代目)に乗せ、試乗ルートへ送り出した。新型の2025年モデルを大きく進化させた、目に見えない3つの改良点に注意を向けさせる素晴らしいやり方である。

その大きな改良点の1つ目は、シャシーフレームが強化され、剛性が高まったこと。2つ目は、 ルーフの防音効果が向上したこと。3つ目は、デュアルピニオン式ステアリングシステムが大幅に改良されたこと。結果として、新型フォレスターのロードノイズと段差を超えた時の音は、ずっと小さくなった。また、ハンドリングも大きく向上している。

スズキ・スイフト 子供のための教習車に

先にスズキの名を挙げて、1つ思い出したことがある。それは「ヤングドライバー」というイギリスの素晴らしい組織のこと。

イギリスでは17歳で運転免許の取得が可能になるが、17歳までの子供に運転を教える団体としてイギリス最大のこの組織は、200万ポンド(約3億8千万円)を投じて、教習車をヴォクゾール(オペル)・コルサから、170台のスズキ・スイフト(ハイブリッド仕様)に入れ替えた。

その理由は、スイフトはコルサより軽量で、環境にも優しく、また信頼性も高く、運転もしやすいから。さらに、おそらくシートの設計にその理由があると思われるが、クルマを運転できる子供の年齢もスイフトでは1歳引き下げられ、9歳から「ヤングドライバー」でレッスンを受けることができるという(コルサでは10歳だった)。大勢の子供たちに、スイフトを通して安全で楽しい運転を体験してほしいと思う。

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    役職:編集長
    50年にわたりクルマのテストと執筆に携わり、その半分以上の期間を、1895年創刊の世界最古の自動車専門誌AUTOCARの編集長として過ごしてきた。豪州でジャーナリストとしてのキャリアをスタートさせ、英国に移住してからもさまざまな媒体で活動。自身で創刊した自動車雑誌が出版社の目にとまり、AUTOCARと合流することに。コベントリー大学の客員教授や英国自動車博物館の理事も務める。クルマと自動車業界を愛してやまない。
  • 翻訳

    小島薫

    Kaoru Kojima

    ドイツ自動車メーカーの日本法人に在籍し、オーナーズマニュアルの制作を担当。その後フリーランスで翻訳をはじめる。クルマはハッチバックを10台以上乗り継ぎ、現在はクーペを楽しんでいる。趣味はピアノ。

関連テーマ

 
 

おすすめ記事