オートモビル カウンシル 2017

2017.08.04~06

昨年はじめて開催され、多くのクルマ趣味人から好評を持って迎え入れられた『オートモビル カウンシル』が本年も開催されました。メーカー、ショップ、そしてユーザーが一体となって、これからのクルマ趣味のあり方を創り上げていこうという、今までになかったスタイルのこのイベント。AUTOCAR記者が気になった部分をピックアップしてレポート!

text & photo:Daisuke Ebisu (戎 大介)

“日本のレトロモビル” として今後が期待されるイベント

8月4日から6日の3日間に渡り、千葉県の巨大コンベンション施設である幕張メッセでオートモビル カウンシル 2017が開催された。このイベントは “クラシック・ミーツ・モダン” をテーマに、自動車メーカーからビンテージカー・用品・オートモビリアなどの販売店、そして愛好家までが一堂に会する場で、さながら日本版レトロモビルともいえるイベント。わが国におけるより高次の自動車文化を創り上げていく核として、今後の発展を期待したい。

各メーカーの旧車へのスタンスを感じられる

広大な展示ホールに足を踏み入れると、国内外の自動車メーカーのブースと華やかに並ぶビンテージカーたちが目に飛び込んできた。自動車メーカーのブースでは、自社の歴史を彩ってきた名車が最新モデルと共に展示、モデルの変遷や技術の進歩なども知ることができるようになっており、それぞれのブランドが持つ哲学と魅力を再認識することができる。メーカーの手により再生・保存されているビンテージカーや部品の再生産など、各メーカーの旧車に対しての取り組みなども見ることができた。

探していた良コンディションのビンテージカーが見つかるかも?

クルマ好きにとって見逃せないのが、全国のビンテージカー専門店が手塩にかけた車両の展示販売だろう。ちょっと懐かしいバブル時代の日本車から、ヒストリックカーラリーやレース出場に最適な’50~’70年代の名車、そしてスーパースポーツカーや超高級車まで、さまざまなカテゴリーのビンテージカーを目にすることができた。展示されているのは各店生え抜きの好物件ばかりだけに、会期中にかなりの車両が成約となるという。

また、会場内にはイベントやオーナーズクラブなどの諸団体から、レーシングギアやパーツ類やメンテナンスやレストレーションのスペシャルショップ、そしてミニチュアやグッズ類、自動車をモチーフにしたアートなどを扱うショップまで、ビンテージカーライフを豊かにしてくれるブースも多数出展されており、クルマ好きならば思わず財布の紐が緩みがちになりそうなので要注意(?)だ。


さて、会場では早くも来年の開催がアナウンスされた。会場は今年と同じく幕張メッセで、2018年8月3日から5日の日程で開催されるとのこと。詳細に関してはオートモビル カウンシルの公式サイトをご覧いただきたい。

■オートモビル カウンシル 公式サイト

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