NAGOYA CLASSIC TOUR「REVIVAL」& Exciting Christmas Party

2017.12.9

伝説の名古屋クラシックツアーが復活しました。ラリーイベントとパーティーの2部制。滋賀県「ラ・コリーナ近江八幡」や「彦根キャッスル リゾート&スパ」など、魅力的な場所に訪れたあとは、華やかなパーティーという、1日にギュッと凝縮された人気イベントです。

text:Taro Ueno (上野太朗) photo:Kenji Takeshima(竹嶋賢司)、Kiyoto Wakabayashi (若林聖人)、
Hidenori Takakuwa(高桑秀典)

 

伝説の名古屋クラシックツアー、ふたたび

12月9日に開催された「NAGOYA CLASSIC TOUR『REVIVAL』& Exciting Christmas Party」は、名前が示すとおり、「名古屋クラシックツアー」の復活イベントであり、前半と後半の2部で構成されている。

かつての「名古屋クラシックツアー」がどんなイベントだったかというと、知多半島と渥美半島を結ぶフェリー「フラワーライン」を用いていた。全国から80台が参加したことで、臨時のクロス運行までさせたという伝説が残っている。

運営はヒストリックカーミーティング実行委員会。総合プロデューサーの天野正治氏を筆頭に、「もっと気軽に、1日をめいっぱい遊び尽くすイベントを」という声を実現させたという。

天野氏のイベントはほかにも、ヒストリックカーミーティング(2 Day)、ジャパンクラシックツアー(3 Day)があり、今回のイベントは、ラリー未経験のひとでも気兼ねなく参加できることを心がけているのだそうだ。

ルートは名古屋市役所を起点に、滋賀県「ラ・コリーナ近江八幡」を訪ね、「彦根キャッスル リゾート&スパ」を経て愛知県小牧市のゴールに向かうというもの。第1部と第2部に分かれ、いずれかの参加とすることもできる。

ハイライトは、「ラ・コリーナ近江八幡」。「たねや」といえば、おわかりいただけるだろうか。1872年以来、菓子屋として歴史を歩み、近年は「クラブハリエのバームクーヘンのお店」としての認知度も高い。そこでピクニックランチがふるまわれた。

ゴールと第2部は同じ場所(アンジェリーナ・スイートというところ)でおこなわれ、ラリー参加者のほか、九州や北海道からも天野氏の同士がつどった。

CBA世界公認バルーンアーティストのFUMICO(山下郁子)氏をはじめ、大道芸人のぼびー氏、さらには3組バンドが競い合うようにクリスマスソングを中心とした楽曲で会場を満たす。クライマックスは全員で踊るサンバだ。

天野氏は、途切れなくつづく演出を、名古屋ならではの「おすそわけ文化」を例にたとえる。自分が心から喜べるものを、参加者にも共有する。筆者自身も、参加者のひとりからおみやげをいただいた。「取材で買う暇がないでしょうから」。そういったことが、「また来たい」あるいは「べつのシリーズにも参加してみたい」と思えるきっかけになる。

次回は第14回「ヒストリックカーミーティング伊勢志摩」。2018年5月12〜13日の2日間にわたり開催される。

なお、AUTOCAR JAPAN上でこの記事をご覧になっている方は、記事下の「すべての画像をみる」ボタンから、外部メディアでこの記事をご覧の方は、記事下に設けられたリンク「『名古屋クラシックツアー』すべての画像を見る」から、イベントの詳細や参加車両をご覧いただける。

記事に関わった人々

  • 上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。

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