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ベッキオ・バンビーノ2019プリマベーラ 世界の名車が岡山に集結

2019.4.6-7

100字サマリー

岡山を舞台に開かれる西日本最大級のクラシックカー・ラリーが「ベッキオ・バンビーノ」。春と秋の年2回開催され、春季大会は岡山県の西半分を巡ります。今回は全国から104台もの参加を数え、桜咲く春の岡山路を味わいました。

text :Kazuhide Ueno(上野和秀)
photo:ベッキオ・バンビーノ実行委員会

春の岡山路を舞台に開催

西日本最大級のクラシックカー・ラリーとして全国の愛好家から支持されているのがベッキオ・バンビーノだ。その春季大会となる「2019プリマベーラ」が岡山県の西半分を巡るルートで4月6〜7日に開催された。大会名称のベッキオ・バンビーノは、イタリア語で「永遠の少年の心を持ち続ける大人」、すなわち永遠の少年を意味するもので、幼いころに憧れたクルマに乗った大人たちが本気で遊ぶ姿を子供たちの手本とするという意味を持つ。

あわせて訪問先の方との交流と賑わいを創出し、震災復興支援・交通事故遺児への寄付を目的としたチャリティ・イベントとして開かれ、全国のクラシックカー愛好家の支持もあり今年で9年目を迎え、今年の春季大会で13回目の開催となる。

岡山県の西半分を巡るルートを用意

春季大会は例年通り岡山県の西半分の名所・旧跡をダイナミックに回るコースが組まれ、一日のうちに県南の満開の桜と、県北の山に残る残雪を見ることができるという旅を楽しめる変化に富んだルートが参加者を楽しませた。

初日のルートに岡山懸護國神社をスタートし、赤磐市、津山市保存地区、新庄村、新見千屋温泉、吹屋ふるさと村をまわり、賀陽インターから中国道と米子道を使って蒜山ICまで移動、高速をうまく使ってドライブが楽しめるルートを選んでいるのがポイント。高速を降りた後は新庄村、新見千屋温泉、吹屋ふるさと村を経て鷲羽山ハイランドに至るもので、途中8カ所のチェック・ポイント(CP)が設けられた。
規定タイムにいかに近づけて走るPC競技は吹屋に用意され、0.001秒を競う熱い戦いが静かに繰り広げられた。

2日目に新たなアトラクションを追加

今年は新たな試みとして2日目に「アドバンス・オートモービル・トリビュートラン」と題し、フェラーリを始めとする15台のスーパーカーによるトリビュートランがラリーに組み込まれ、沿道のギャラリーから熱い注目を集めた。

2日目は鷲羽山ハイランドをスタート後、倉敷美観地区、玉島ハーバー・アイランド、笠岡市立カブトガニ博物館、旧山陽道の矢掛町を経てフィニッシュの岡山国際ホテルに至るもの。途中8カ所のPCが設定されると共に、PCは鷲羽山ハイランド、笠岡ふれあい空港と北原工業矢掛工場、矢掛町手前の4か所に設けられた。また笠岡ふれあい空港ではPC競技とは別に2本のスペシャルステージが用意され、エントラントたちはタイムを競った。ゴールは例年同様に岡山国際ホテルで、全車が帰着したところで表彰式が始められた。

表彰パーティで成果を称える

2日間で全行程を走り抜き、5カ所のPCを闘った最終成績はフィニッシュ後の岡山国際ホテルで発表された。Vクラス(ヴィンテージ&ヒストリック〜1965年)はMG TDに乗る山本/布留組が5555.1ポイントを獲得して優勝し、渡邊/渡邊組のジャガーEタイプ・シリーズ1ロードスターが4853.7ポイントで2位、新谷/爰野組のロータス・セヴン・シリーズ1が4793.8ポイントで続いた。

Cクラス(クラシック&モダンクラシック〜1979年)は、横田/大木組の日産フェアレディ240Zは5494ポイントを獲得して制し、加藤/加藤組のダットサン・ブルーバードSSSが4543.7ポイントで2位、西川/西川組のアルピーヌ・ルノーA110が4112.7ポイントで3位になった。

Eクラス(エキゾチック&スーパーカー80年〜)では、土肥/山本組が駆る2013年モーガン3ホイラーが3166.4ポイントで優勝、石井/石井組のフェラーリ512TRが2667.9ポイントで2位、3位には徳永/徳永組のポルシェ930スピードスターが2557.3ポイントで続いた。

こうしてベッキオ・バンビーノ2019プリマベーラは大成功の内に終了した。ベッキオ・バンビーノ2019秋季大会は、10月5-6日に開催される予定で、詳細についてはオフィシャル・ホームページで例年5月ごろに発表されるので、参加を希望される方は日ごろからチェックしたい。

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