【ライバルは見当たらない】ルノー・アルカナ・エスプリ・アルピーヌは魅惑のクーペSUV!

公開 : 2024.12.11 15:00

2024年10月に初のマイナーチェンジを受けた『ルノー・アルカナ』は、『エスプリ・アルピーヌ』という新グレードで登場しました。このクラスでは珍しいクーペSUVのスタイル、輸入車では珍しいフルハイブリッド『Eテック』の採用などが注目されています。石井昌道がその新型モデルに試乗し、分析をしました。

もくじ

輸入車では珍しいフルハイブリッドとして注目

いかにも燃費が良さそうな振る舞いに嬉しくなる

アルピーヌA110を彷彿とさせる雰囲気

ルノー車からの乗り換えはむしろ少ないくらい

輸入車では珍しいフルハイブリッドとして注目

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2020年10月の発表からスマッシュヒットとなり、2024年6月までの間にグローバルで約29万台が販売された『ルノー・アルカナ』。手頃なサイズのCセグメントでもSUVはポピュラーな存在となっているが、スタイリッシュなクーペスタイルはまだ珍しく新鮮だというのが成功の大きな要因だ。輸入車では珍しいフルハイブリッドとしての注目度が高く、これまでルノーに興味を示さなかったユーザーを惹きつけることになった。

そんなアルカナは2024年10月に初のマイナーチェンジを受けるとともに、新グレード『エスプリ・アルピーヌ』が導入された。

新型アルカナは現代的なフラットデザインとなる新しいエンブレム、ハーフダイヤモンドシェイプが立体的に浮かび上がるフロントグリルが組み合わされた奥行きのあるフロントマスクなどでエクステリアをリフレッシュ。

インテリアにはアニマルフリーのTEPレザーを採用し、タッチスクリーンは9.3インチへと大型化。360度カメラは新たにサイドビュー機能が加わるなどした。

そして新たに登場した『エスプリ・アルピーヌ』は、サイドシルに専用のキッキングプレートが装着され、フロントシートはアルピーヌ・ロゴとブルーステッチがあしらわれるとともに、ステアリングとドアパネルにはトリコロールのステッチが施される。

パワートレインは96psの1.6L NAエンジンに49psのEモーター(メインモーター)と20psのHSG(ハイボルテージ・スターター&ジェネレーター)を組み合わせたEテック・フルハイブリッド、158psの1.3Lターボに5psのBSG(ベルトドリブン・スターター&ジェネレーター)を組み合わせたマイルドハイブリッドの2本立て。今回は新型のなかでもっとも注目度の高い、『アルカナ・エスプリ・アルピーヌEテック・フルハイブリッド』に試乗した。

記事に関わった人々

  • 執筆

    石井昌道

    Masamichi Ishii

    1967年生まれ。自動車専門誌の編集部員を経てモータージャーナリストへ。ワンメイク・レースへの参戦も豊富で、ドライビング・テクニックとともにクルマの楽しさを学んできた。国産車・輸入車のいずれの知識も幅広く、ジャンルを問わない執筆活動を行う。最近では、エコドライブの研究、それを一般ドライバーへ広く普及させる活動に力を入れている。
  • 撮影

    神村聖

    Satoshi Kamimura

    1967年生まれ。大阪写真専門学校卒業後、都内のスタジオや個人写真事務所のアシスタントを経て、1994年に独立してフリーランスに。以後、自動車専門誌を中心に活躍中。走るのが大好きで、愛車はトヨタMR2(SW20)/スバル・レヴォーグ2.0GT。趣味はスノーボードと全国のお城を巡る旅をしている。

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