ABARTH 124 spider なぜワクワクするのか? 竹岡 圭、ドライブして検証

2019.11.20

6MTか6AT ただそれだけなのに

アバルト124スパイダーを相棒に決めたとして、特に免許に制限がある方が選ぶのは簡単だ。6MTか6ATかの二者択一。ただそれだけ。

いや、だからこそ免許に制限のない方はにとっては、難しい選択なのかもしれない。

というのも、エンジンは170ps/250Nmを発揮する直列4気筒1.4Lターボマルチエアを搭載している。

なぜターボにしたのか。

実は兄弟車となるマツダ・ロードスターでは「いいクルマだけど、もう少しパワーが欲しいよね」という声が多かったそうなのだ。

そこを上手くカバーするだけでなく、しっかりとABARTHらしいパンチのあるサウンドとパワーを盛り込んだからこそ、サソリのエンブレムに恥じない刺激的な楽しさがあるわけだ。

このギャレット製のターボ、シーンによっては「低回転域でもう少しトルクがあった方が……」と思うことがあるのも事実。例えば、街中をソロリソロリと走る場合がコレに当たる。

ここを重視するならばATがイイ。トルクコンバーター式ATと組み合わされるわけだから、普段使いはラクに、基本はゆったりと走るという方に向いているのである。

言うまでもなく、その気になればその気になれるポテンシャルは秘めているので、オールマイティ性が高いというのが正解だろう。

そしてもう重ねて言うまでもないが、自分のペースで愉しみたい方はMTだ。センターに位置するタコメーターを睨みながら、高回転域までエンジンをブン回して……、となれば結局先ほどの低回転域のトルク云々の話は、結果的にまったく関係なくなってしまうワケだが(笑)、ノリノリに盛り上がった気持ちに応えてくれる性能は、間違いなくこちらの方が高いと言える。



人気記事